「脆弱性をなくすだけでは、安全は実現できない」MSが新たな取り組み:ニュース(情報元のブックマーク数)

MSの高橋さんだw!やっぱり安心してインターネットを使えるには、新たな取り組みが必要かぁ。

ユーザーが安全に安心してインターネットを使えるようにするには、従来とは異なる取り組みが必要だ」。マイクロソフトのチーフセキュリティアドバイザーである高橋正和氏は2008年11月27日、報道陣向けの説明会において、セキュリティに関する同社の取り組みを解説した。

「脆弱性をなくすだけでは、安全は実現できない」MSが新たな取り組み | 日経 xTECH(クロステック)

End To End Trustというクライアントから、ネットワーク、サーバまでの信頼をできる環境を構築する必要ありとのこと。

例えば、オンライン詐欺やプライバシーの侵害といった問題は、脆弱性ゼロの製品を使っていても発生する。そして、こういった問題の存在により、「ユーザーは漠然とした不安を抱き、インターネットを安心して使えないようになっている」(同氏)。
そこで同社では、Trustworthy Computingで実現されるとする「信頼できる製品」に加え、インターネット経由でやり取りするデータや、やり取りする相手なども信頼できるようにする基盤作りが必要だと主張。つまり、業界全体が協力して、信頼できるインターネット環境を構築する必要があるという。
そのための取り組みを、同社では「エンド・ツー・エンドの信頼(End to End Trust)」と呼び、今後推進していくという。この取り組み自体は2008年4月に米国で発表されているが、日本法人が説明するのは、今回が初めてとなる。

「脆弱性をなくすだけでは、安全は実現できない」MSが新たな取り組み | 日経 xTECH(クロステック)

信頼できるユーザを実現する実験が結構大変とのこと。

「『信頼できるユーザー』を実現するための実験を米国で実施しているが、思った以上に大変なようだ」(高橋氏)。「エンド・ツー・エンドの信頼」の実現については、技術的には問題がないが、法制度や社会的なコンセンサスがハードルになっているという。
「『エンド・ツー・エンドの信頼』は、Trustworthy Computingの場合とは異なり、企業一社で実現できる取り組みではない。業界団体や政府機関、ユーザーなどと議論を重ね、できるだけ早期の実現を目指したい」(高橋氏)。

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