[セキュリティのずさんな実態]セキュリティはオマケの仕事:ITpro(情報元のブックマーク数)

かたちだけのセキュリティ担当者が生まれるその瞬間。

「名ばかりのセキュリティ担当者」が生まれた原因は何だったのだろうか。もともと専門外の仕事を任されて,担当者のやる気が出なかった点は同情できる。基本的に人選を間違えたとも言える。だが,任された仕事である以上,彼らが対策をおざなりにしていい理由にはならない。

 本当の原因は,おそらくセキュリティ担当セクションを作り,関連業務を割り当てたところで,会社側が満足してしまった点にあると思われる。本来なら,セキュリティ担当者が具体的な施策を打ち出し,それを全社員の協力を得ながら徹底できるかどうかが重要なはず。しかし,会社側が彼らの仕事ぶりをチェックしている様子はなく,成果には無頓着である。担当者たちのスキルアップを図るような施策も一切ない。この状況からは,やる気やスキルの有無にかかわらず,「担当者を置けば問題は解決する」といった短絡的な考えが透けて見える。

[セキュリティのずさんな実態]セキュリティはオマケの仕事 | 日経 xTECH(クロステック)

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