[ITpro EXPO]R/3の膨大な財務データを持ち腐れにしない--東映アニメーション吉谷敏氏 | 情報・通信 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉(情報元のブックマーク数)

ふむふむ、全部紐づけるのは、結構難しかったのが連結で全部管理できるようになったと。

「データが語るアニメ・ビジネスの本質」と題し、ERPが蓄積する膨大な財務データを収益管理にどう生かすかという同社の取り組みについて、発表した(写真1)。

 同社がSAPジャパンのR/3を稼働させたのは2006年1月のこと。その翌年、経理部長を兼務することになった吉谷部長は、R/3の膨大な財務データから目当ての情報を探し出す、という難題にぶつかったという。

 実は、アニメーション(映像制作)事業単体で収益を上げることは難しい。「1本放映するごとに、500万円の赤字が発生するとも言われている」(吉谷部長)。キャラクター商品、映画、DVDやセルビデオ化といった周辺ビジネスを国内外に展開することで収益を上げている。R/3導入に期待したのは、周辺ビジネスも含めたトータルな収益管理が可能になることだった。

http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20081017/317206/

実は今までの資料が一番見やすくてそれをベースに作ったらうまくいったという事例。

BIシステムの構築に着手した。「もっとも悩んだのは、膨大なデータをどういう切り口で見せたら誰でも使えるかだった」(同)という。だが、答えは身近な所にあった。

 それは、同社が業績会議用資料として毎月管理職に配布していた帳票のイメージである(写真2)。部門別の営業収益と予算をまとめたものだ。情報システム部門が開発したのは、この表を出発点に、どこまでもドリルダウンできる仕組みである。「最終的には会計伝票や検収票、メモなどまでたどっていける」(吉谷部長)という徹底ぶりだ。

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1回それでうまくいけば、BI入れた費用も元が取れそうですね

この仕組みができたことで、いつ、どの周辺ビジネスを展開すべきか、いつ撤退すべきかを客観的に判断できる材料が簡単に手に入るようになった。また、「例えば、女の子用のアニメーションでは、どのタイミングでどのアイテムを投入すれば収益が見込めるか、といった経験則もある程度分かるようになった」(吉谷部長)という。

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