「無線LANのセキュリティ設定の確認を」、IPAが6月の呼びかけ

他人の無線LANを使って脅迫文を投稿した件で、無線LAN適正な設定するように呼びかけているそうです。

情報処理推進機構IPA)は2日、2008年6月および2008年上半期(1月〜6月)のコンピュータウイルスおよび不正アクセスの届出状況を公表した。

 IPAでは6月の呼びかけとして、IPAに寄せられる相談のうち、一般家庭からの「無線LANが外部から不正アクセスされていないか不安になった」という内容が目立つとして、無線LANのセキュリティ設定の確認を求めている。

 IPAでは、国内でも2005年には不正アクセス事件の犯人が他人の無線LANを無断で使用していたという事例や、2008年6月には他人の無線LANを無断で使用してインターネットの掲示板に脅迫文書を書き込んだ高校生が書類送検された事件などが発生していると指摘。ユーザーに対して、無線LANのセキュリティ設定を見直し、適切な暗号化方式を選択するよう呼びかけている。

「自宅の無線LANセキュリティ設定の確認を」、IPAが6月の呼びかけ

No!No!WEP!

IPAでは、無線LANの自動設定を行う「WPS」(Wi-Fi Protected Setup)が親機と各機器で対応している場合には、それを利用して自動設定を行うよう推奨。また、手動で設定する場合には、なるべくセキュリティ強度が高い「WPA2-PSK(AES)」を使うことを推奨しており、「WEP」方式については暗号の解読が容易であるため、現状では使用を推奨しないとしている。

「自宅の無線LANセキュリティ設定の確認を」、IPAが6月の呼びかけ

screenshot