ツール調査で分かった「キラリと光る逸品」:ITpro

大切なユーザの声

「なぜ,これら三つのツールの満足度が高いのだろうか」。素朴な疑問を持って3社を取材した結果,機能強化やサポートをする体制が手厚いことが分かった。これが満足度を押し上げている要因になっているらしい。
SI Object Browserは,バージョンアップの際,ツールに盛り込まれる機能の半分が,ユーザーからの要望を反映させたものだと分かった。ユーザーからの要望は,システムインテグレータのWebサイトなどから,バグの指摘などとともに受け付ける。システムインテグレータの梅田弘之氏(代表取締役社長)は「『こんなことはできないの?』という要望のなかには,開発している側では気づかないものも少なくない。機能強化の際,大変参考になっている」という。

これからのユーザ向けソフトの力の入れる方向ですかね。

3社が取り組んでいる,ユーザーの意見を取り入れた機能強化やサポート対応は,大手のソフト・ベンダーももちろん力を入れている。そのような中で,3社のツールが高く評価されたのは,力の入れ方が強かったり,入れる方向がよりユーザーの要望に沿っていたりするからではないか。「ユーザーはツールを通して,ベンダーの力の入れ加減を敏感に感じ取っている」。今回の調査結果からは,そんなことが言えるかもしれない。

screenshot