バックアップのあり方を変える新技術 − @IT情報マネジメント

コールドバックアップってのは、バックアップエージェントで必要なくなったって話。

確かに最近はエージェントいれますねぇ。

いまや、アプリケーションやOSを停止せずにバックアップすることは当然になりつつある。

 OSについてはシングルユーザー、あるいは専用OSで起動した状態で「コールド」バックアップを取るのが主流であった。このデータ(すなわちOSバックアップ)をリストアするためには、別途OSのインストールメディアとバックアップエージェントが必要だったり、構成の異なるハードウェアにリストアしてもOSとして正常に動作しないなどの問題があった。しかしいまでは、バックアップエージェントの進歩により稼働状態でもバックアップが取れるようになったうえ、ハードウェア構成が異なる場合でもドライバの追加インストールなどを行うことで正常に稼働させることができるようになっている。

スナップショット領域を使ったスナップショットとバックアップ。難しい技術ですがストレージバックアップには必須の機能なので読んでおく。

まずフルイメージスナップショット実施前は、データ領域(バックアップ元)とスナップショット領域(バックアップ先)が切り離された状態になっている(図2のフルイメージスナップショット(1))。この状態でアプリケーションがデータを書き込むと、データ領域のみに書き込みが行われ、スナップショット管理領域が更新される。
この状態からスナップショットを開始すると、この時点でデータ領域からフルイメージスナップショット領域へ、変更点のみのコピーが開始される。コピー処理中に新たにデータ領域にアプリケーションが書き込むと、そのデータは都度、スナップショット領域にも書き込みが行われる(図2のフルイメージスナップショット(2))。この処理を「フルイメージスナップショット領域の同期」と呼ぶ。初回はすべてのデータをコピーするために領域サイズに応じて長い時間がかかるが、2回目以降は変更点のみのコピーとなるために短時間で終了する。
同期終了後、アプリケーションをリードオンリーな状態にし、スナップショット領域を分離し、すぐまたアプリケーションを通常状態に復旧する(図2のフルイメージスナップショット(3))。この分離操作そのものは秒単位で終了するので、アプリケーションからみた場合のバックアップウィンドウの短縮につながる。

そういえば、昔はpstファイルバックアップしてましたねぇ、その後Exchangeオプションで、ボックス単位、そしてフォルダ単位にまでなったんですね。

従来Exchange Serverのバックアップを行う場合、ストア(Exchangeサーバが管理するデータ全体)単位で行うため、時間がかかるうえ、リストアもストア単位でしか行えなかった。最新のバックアップ技術により、ストア単位のバックアップデータからメールボックスあるいはフォルダ、メール単位でのリストアができるようになっている。リストアの粒度を上げることでRTOの短縮が可能になった。

仮想OS用バックアップエージェントもあるんだねぇ。

利用が広まっている仮想OSでは、仮想OSごとにバックアップエージェントを導入し、通常のOS(仮想化されていないOS)と同様のバックアップジョブを実行するか、仮想OSを動かすホストOS上で仮想OSのデータをファイルとしてバックアップするかの選択を迫られていた。

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