月面基地を実現させるITを見極め 日本のJAXAとの協業にもおおいに貢献:ITpro

NASAの対象範囲とIT範囲ってすごいんだろうなぁ。てか、ITもすごい投資だし、すごい状態になってそう・・・CIO大変だろうなぁ。

NASAには4つの主な事業領域がある。航空学、宇宙科学、宇宙活動(国際宇宙ステーションスペースシャトル)、宇宙探査システムだ。IT部門のスタッフはそれぞれ自分が担当する事業領域に関して深い知識を持っていなければならない。
事業そのものに関する知識があまり必要ではない部分については、積極的にアウトソーシングしている。例えば、米コンピュータ・サイエンス・コーポレーション、米SAIC、米IBM、米アクセンチュアなどの大手IT企業と取引がある。また、戦闘機やスペースシャトルの部品などを製造する米ロッキード・マーチンが多くのITインフラを提供。さらに、小さなIT企業も多数活用してコストや技術力のバランスに配慮している。

22億ドル!!!情報資産管理プログラムで全部管理してるんですか。。。

NASAのIT予算は全部で22億ドル(約2620億円)。「情報資源管理(IRM)」と呼ぶプログラムを使って、新規に開発するITが事業目的を果たせるかどうか、既存のITを改善した時の経済効果はどれだけか、導入したITにかかった費用を各部署にどう配布するか、などといった観点からこの巨額のIT予算を管理する。

SAPのERPも活用ですか。

 NASAで使用中のITアプリケーションには、基本的なものとして人材管理や経理のためのものがあり、独SAPのERP(統合基幹業務)製品を活用している。一方、ロケット打ち上げ前の気象条件を監視したり、宇宙船や推進システムの工学的設計を自動化したりするような開発難易度の高いITアプリケーションもある。それゆえ、様々なITアプリケーションを統合したり、情報を共有したり、業務プロセスを円滑にしたりするような、より良いIT戦略を常に探している。