国内20万サイトのWebブラウザ互換性を調査,172種もの非互換要因を発見:ITpro

ブラウザによる表示の非互換を確認したら、ブラウザでの標準の解釈が違っているのが多かったそうです。

本調査では,172種もの非互換要因が発見されました(下図)。これらは「ブラウザ独自の機能」「ブラウザが標準を無視」「ブラウザが標準に未対応」「ブラウザ間で標準の解釈が異なる」の4つに分類しましたが,ブラウザが標準を無視している状況は予想以上でした。

非互換なページは個人向けツールが原因?!

今回要素に指定された著者情報を取得し,オーサリングツールによる影響を調査しました。その結果,いくつかの主要な非互換要因は個人向けのオーサリングツールから出力されたものであることが判明しました。一方,プロユースのオーサリングツールが出力したページはあまり検出されませんでした。

テンプレートによるブラウザ準拠は楽でイイですよねぇ。。。

テンプレートやフレームワークの利用が進んできていることです。例えば,prototype.jsというAjaxフレームワークは非常に活発に開発されています。これを使えば複数のブラウザで動作するAjaxを活用したページが容易に作成できます。個人ユーザーであればサービス事業者が用意したブログやWikiのテンプレートが使用できます。テンプレートやフレームワークの提供者がしっかりとした意識を持っていれば,非互換要因を含まないコンテンツの割合は自ずと増えることでしょう。