【特集】Apache Tomcat 6.0.xにおける変更点(1) | エンタープライズ | マイコミジャーナル

今後Tomcatは6.0系に移っていくが、その詳細がレポートされています。インストール手順もあるので必見!

  • Servlet 2.5およびJSP 2.1のサポート
    • Tomcat 6.0.x系では新たにServlet 2.5とJSP 2.1がサポートされるようになった。
  • I/O機能の拡張
    • Apache Portable Runtime(APR)」や「New I/O API」を取り込んだことでI/O機能が大幅に拡張されている。
  • Java SE 5に依存する
    • J2SE 5.0以上が必須となった。5.5.xとは違ってJRE 1.4互換パッケージは利用できないので注意が必要だ。
  • 暗号化通信のためにSSLEnabledフラグを使用
    • コネクタにおいてSSLを使用する場合、SSLEnabledフラグをtrueに設定しておく必要がある。
  • ディレクトリ構成
  • ロギングAPIのパッケージ名
    • Commons-logging APIを使用しているが、そのパッケージ名がorg.apache.juli.loggingに変更された
  • クラスタリングの設定
  • その他の変更点
    • HTTPコネクタのメモリ使用量を低減
    • AJPコネクタにpacketSizeオプションを追加
    • AprLifecycleListenerにSSLEngine属性を追加
    • Dynamic MBeanを使用するようにモジュールを修正
    • 多くのコネクタにkeepAliveTimeout属性を追加

mod_jkじゃないんだ。mod_proxy_ajpだそうです。

TomcatApacheの通信はAJPコネクタによって実現している。Apache 2.2.xではmod_proxy_ajpを使用することで、TomcatAJPコネクタを利用できる。したがってhttpd.confにおいてリスト5の2行をコメントインすればよい。