荒巻前府知事、弁護士に 制度改革で資格認定、今春にも活動

前知事の荒巻禎一さんが弁護士になったそうです。

学生時代に司法試験に合格しており、司法制度改革による条件緩和を活用して、このほど弁護士資格を認定された。元知事の弁護士は全国でも珍しいといい、今春にも活動を開始する予定。「行政経験を生かし、困っている人の役に立ちたい」と話している。

そんな時、04年の司法制度改革で公務員として7年の法務経験を条件に弁護士資格認定が緩和されることになり一念発起。知事の経歴は認められないが、自治省から他県庁に出向していた時代の経歴で条件を満たした。昨年秋に約1カ月半研修を受け、12月下旬に弁護士資格を得た。
 荒巻さんは「恵まれない人に行政として施策を打ってきたが、(研修の)裁判ではそういう人たちを間近に見た。まだ専門や活動場所は決めていないが、自分の行政の反省も含め、司法を身近にする流れのお役に立ち、社会に恩返しをしたい」と話している。