2010 年 12 月のセキュリティ情報(情報元のブックマーク数)

2010年度最後の定例パッチが出ました。予定通り17個のパッチが出ています。

セキュリティ情報 ID タイトル 概要 最大深刻度 脆弱性の影響 再起動情報 影響を受けるソフトウェア
MS10-090 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2416400) このセキュリティ更新プログラムは Internet Explorer に存在する 4 件の非公開で報告された脆弱性と3 件の一般に公開された脆弱性を解決します。これらの脆弱性の中で最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが Internet Explorer を使用して特別に細工された Web ページを表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 Microsoft Windows,Internet Explorer
MS10-091 OpenType フォント (OTF) ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2296199) このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された、リモートでコードが実行される可能性がある Windows の OpenType フォント (OTF) ドライバーの数件の脆弱性を解決します。 攻撃者は、特別に細工した OpenType フォント をネットワーク上でホストする可能性があります。 ユーザーが Windows Explorer の共有に移動すると、影響を受けるコントロール パスがトリガーされ、特別に細工されたフォントを許可して影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。 その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 Microsoft Windows
MS10-092 タスク スケジューラの脆弱性により、特権が昇格される (2305420) このセキュリティ更新プログラムは 1 件の Windows タスク スケジューラに存在する一般で公開された脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者が影響を受けるコンピューターにログオンし、特別に細工されたアプリケーションを実行した場合、特権の昇格が起こる可能性があります。この脆弱性が悪用されるには、有効なログオン資格情報を所持し、ローカルでログオンできることが攻撃者にとっての必要条件となります。リモートで、または匿名ユーザーにより、この脆弱性が悪用されることはないと思われます。 重要 特権の昇格 要再起動 Microsoft Windows
MS10-093 Windows ムービー メーカーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2424434) このセキュリティ更新プログラムは一般に公開された 1 件の Windows ムービー メーカーの脆弱性を解決します。この脆弱性で、攻撃者がユーザーに特別な細工がされたライブラリ ファイルと同じネットワーク ディレクトリにある、正当な Windows ムービー メーカー ファイルを開かせた場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃は、ユーザーが信頼されないリモート ファイル システムの場所または WebDAV 共有を訪問して、この場所から影響を受けるアプリケーションでロードされるドキュメントを開いた場合に実行される可能性があります。 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS10-094 Windows Media エンコーダー脆弱性により、リモートでコードが実行される (2447961) このセキュリティ更新プログラムは 1 件の Windows Media エンコーダーに存在する一般に公開された脆弱性を解決します。この脆弱性で、攻撃者がユーザーに特別な細工がされたライブラリ ファイルと同じネットワーク ディレクトリにある、正当な Windows Media プロファイル (.prx) ファイルを開かせた場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃は、ユーザーが信頼されないリモート ファイル システムの場所または WebDAV 共有を訪問して、この場所から影響を受けるアプリケーションでロードされるドキュメントを開いた場合に実行される可能性があります。 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS10-095 Microsoft Windows脆弱性により、リモートでコードが実行される (2385678) このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された Microsoft Windows に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性により、特別に細工されたライブラリ ファイルと同じネットワーク フォルダーにある .eml および .rss (Windows Live メール) または .wpost (Microsoft Live Writer) のようなファイル形式をユーザーが表示した場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃は、ユーザーが信頼されないリモート ファイル システムの場所または WebDAV 共有を訪問して、この場所から影響を受けるアプリケーションでロードされるドキュメントを開いた場合に実行される可能性があります。 重要 リモートでコードが実行される 要再起動 Microsoft Windows
MS10-096 Windows アドレス帳の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2423089) このセキュリティ更新プログラムは1 件の Windows アドレス帳に存在する一般で公開された脆弱性を解決します。この脆弱性で、ユーザーが特別な細工がされたライブラリ ファイルと同じネットワーク フォルダーにある Windows アドレス帳のファイルを開いた場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃は、ユーザーが信頼されないリモート ファイル システムの場所または WebDAV 共有を訪問して、この場所から影響を受けるアプリケーションでロードされるドキュメントを開いた場合に実行される可能性があります。 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS10-097 インターネット接続のサインアップ ウィザードの安全でないライブラリのロードにより、リモートでコードが実行される (2443105) このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Windows のインターネット接続のサインアップ ウィザードの一般に公開された 1 件の脆弱性を解決します。このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows XP および Windows Server 2003 について深刻度を「重要」に評価しました。すべてのサポートされているエディションの Windows VistaWindows Server 2008Windows 7 および Windows Server 2008 R2 はこの脆弱性の影響を受けません。詳細情報は、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションをご覧ください。この脆弱性で、ユーザーが特別な細工がされたバイナリ ファイルとして同じネットワーク フォルダーにある .ins または .isp ファイルを開いた場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃は、ユーザーが信頼されないリモート ファイル システムの場所または WebDAV 共有を訪問して、この場所から影響を受けるアプリケーションでロードされるドキュメントを開いた場合に実行される可能性があります。このセキュリティ更新プログラムは、インターネット接続のサインアップ ウィザードが外部のライブラリを読み込む方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS10-098 Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (2436673) このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Windows に存在する 1 件の一般に公開された脆弱性およびいくつかの非公開で報告された脆弱性を解決します。これらの脆弱性では、攻撃者がローカルでログオンし、特別に細工したアプリケーションを実行した場合、特権が昇格される可能性があります。これらの脆弱性が悪用されるには、有効なログオン資格情報を所持し、ローカルでログオンできることが攻撃者にとっての必要条件となります。リモートで、または匿名ユーザーにより、この脆弱性が悪用されることはないと思われます。 重要 特権の昇格 要再起動 Microsoft Windows
MS10-099 ルーティングとリモート アクセスの脆弱性により、特権が昇格される (2440591) このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された Microsoft Windows のルーティングおよびリモート アクセスの NDProxy コンポーネント脆弱性を解決します。このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows XP および Windows Server 2003 について深刻度を「重要」に評価しました。すべてのサポートされているエディションの Windows VistaWindows Server 2008Windows 7 および Windows Server 2008 R2 はこの脆弱性の影響を受けません。詳細情報は、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションをご覧ください。 これらの脆弱性により、攻撃者が影響を受けるシステムにログオンし、特別に細工されたアプリケーションを実行した場合、特権が昇格される可能性があります。この脆弱性が悪用されるには、有効なログオン資格情報を所持し、ローカルでログオンできることが攻撃者にとっての必要条件となります。リモートで、または匿名ユーザーにより、この脆弱性が悪用されることはないと思われます。 重要 特権の昇格 要再起動 Microsoft Windows
MS10-100 承認 ユーザー インターフェイス脆弱性により、特権が昇格される (2442962) この更新プログラムは非公開で報告された承認ユーザー インターフェイス (UI) の脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者が影響を受けるコンピューターで特別な作成がされたアプリケーションを実行した場合、特権が昇格される可能性があります。この脆弱性が悪用されるには、有効なログオン資格情報および SeImpersonatePrivilege を所有し、ローカルでログオンできることが攻撃者にとっての必要条件となります。リモートで、または匿名ユーザーにより、この脆弱性が悪用されることはないと思われます。 重要 特権の昇格 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS10-101 Windows Netlogon サービスの脆弱性により、サービス拒否が起こる (2207559) このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された、ドメイン コントローラーとして構成された影響を受けるバージョンの Windows Serverの Netlogon RPC サービスの脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者が影響を受けるシステムの Netlogon RPC サービスのインターフェイスに特別に細工した RPC パケットを送信した場合、サービス拒否が起こる可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用する場合、影響を受けるドメイン コントローラーと同じドメインに参加しているマシンの管理者特権が必要になります。 重要 サービス拒否 要再起動 Microsoft Windows
MS10-102 Hyper-V脆弱性により、サービス拒否が起こる (2345316) このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された 1 件の Windows Server 2008 Hyper-V および Windows Server 2008 R2 Hyper-V脆弱性を解決します。 この脆弱性により、Hyper-V サーバーがホストしているゲスト仮想マシンの 1 台で、認証済みユーザーが特別に細工されたパケットを VMBus に送信した場合、サービス拒否が起こる可能性があります。この脆弱性を悪用する場合、有効なログオン資格情報を所持し、ゲストの仮想マシンから特別に細工したコンテンツを送信できることが攻撃者にとっての必要条件となります。 リモートで、または匿名ユーザーにより、この脆弱性が悪用されることはないと思われます。 重要 サービス拒否 要再起動 Microsoft Windows
MS10-103 Microsoft Publisher の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2292970) このセキュリティ更新プログラムは、ユーザーが特別に細工された Publisher のファイルを表示すると、リモートでコードが実行される可能性のある、非公開で報告された 5 件の Microsoft Publisher の脆弱性を解決します。攻撃者がこれらの脆弱性のいずれかを悪用した場合、影響を受けるコンピューターが完全に制御される可能性があります。 その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Office
MS10-104 Microsoft SharePoint脆弱性により、リモートでコードが実行される (2455005) このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された Microsoft SharePoint に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性で、攻撃者が特別な細工がされた SOAP リクエストを Document Conversions Load Balancer Service を使用している SharePoint サーバー環境の Document Conversions Launcher Service に送信した場合、リモートでコードが実行される可能性があります。既定で、Document Conversions Load Balancer Service および Document Conversions Launcher Service は Microsoft Office SharePoint Server 2007 で有効にされていません。 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft SharePoint
MS10-105 Microsoft Office グラフィック フィルターの脆弱性により、リモートでコードが実行される (968095) このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された 7 件の Microsoft Office に存在する脆弱性を解決します。これらの脆弱性により、ユーザーが Microsoft Office を使用して特別に細工された画像ファイルを表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。これらの脆弱性が悪用された場合、攻撃者によりローカル ユーザーと同じ権限が取得される可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Office
MS10-106 Microsoft Exchange Server脆弱性により、サービス拒否が起こる (2407132) このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された Microsoft Exchange に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性で、認証された攻撃者が特別な細工がされたネットワーク メッセージを Exchange サービスを実行しているコンピューターに送信した場合、サービス拒否が起こる可能性があります。ファイアウォールによる最善策および標準のファイアウォールの既定の構成を使用することにより、組織のネットワーク境界の外部からの攻撃を防ぎ、ネットワークを保護することができます。インターネットに接続したシステムについては、最善策として最低限の数のポートしか開かないようにすることを推奨します。 警告 サービス拒否 再起動が必要な場合あり Microsoft Exchange
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-dec.mspx

IE脆弱性に対応との事で、それ以外は攻撃が発生していないながらも緊急が3件出ているそうです

Microsoftは12月14日(日本時間15日)、予告通りに17件の月例セキュリティ情報を公開した。17件のうち、WindowsInternet ExplorerIE)の脆弱性に対処した2件が最も深刻度の高い「緊急」レベルとなっている。
IE脆弱性に対処した累積的なセキュリティプログラム(MS10-090)では、11月に発覚していた問題を含めて7件の脆弱性を解決した。サポート期限が切れていない全バージョンのIEが更新の対象となる。
一方、WindowsOpenTypeフォント(OTF)ドライバの脆弱性(MS10-091)は、Windows VistaWindows 7Windows Server 2008、同R2で特に深刻度が高くなる。脆弱性は3件存在し、いずれも非公開で報告され、現時点でこの問題を突いた攻撃の発生は確認されていないという。
以上の「緊急」レベル2件については安定した悪用コード出現の可能性が高く、IE脆弱性については既に攻撃が発生していることから、Microsoftは最優先で更新プログラムを適用するよう勧告している。

Microsoft、17件の月例セキュリティ情報を公開 - ITmedia エンタープライズ

ISC SANSによると、IEのパッチがPATCHNOWになると思ったけどImportantになってるなぁ。

Overview of the December 2010 Microsoft Patches and their status.

InfoSec Handlers Diary Blog - December 2010 Microsoft Black Tuesday Summary

SuperTuesdayという表現にワラタw

This month's Super Tuesday drop from Microsoft is the largest to date, eclipsing the previous largest update in October. There are seventeen bulletins covering forty separate CVEs. Following are our thoughts on a selection of the vulnerabilities.

http://blogs.iss.net/archive/December%202010%20Micros.html

過去最大級・・・・本当に最後に休暇前に大爆弾だわ・・・

Microsoft は12月、「プレゼント」で一杯の大きな袋を提げてセキュリティ専門家や管理担当者のもとを訪れた。過去最大級の月例更新というプレゼントだ。しかしおかげで担当者たちは、休暇前または休暇中に終えねばならない作業を山のように抱えることになった。

Microsoft は14日に12月の月例更新を実施し、17件のセキュリティ情報を公開した。主に『Windows』と『Internet Explorer』(IE) の脆弱性に対応するものだ。同社は9日、12月の月例更新は過去最大級になると事前通知を行なっていた。

今回対応した脆弱性の数は計40件にのぼる。大半は深刻度が4段階評価で上から2番目の「重要」となっているが、17件のセキュリティ情報のうち2件は深刻度が最大の「緊急」となっている個別脆弱性を7件ほど修正している。ただし、これら脆弱性のうち公開されていたのはわずか2件で、うち1件については限定的な攻撃が発生していた。

http://japan.internet.com/webtech/20101215/12.html?rss

IEは早めに対応しないとね。

MicrosoftのTrustworthy Computing Groupでレスポンスコミュニケーションズ担当グループマネージャーを務めるJerry Bryant氏は、顧客に向けて、同社の月例更新の一環である深刻度が「緊急」のセキュリティ情報2件に注目するよう求めている。そのうちの1件「MS10-090」は、「Internet ExplorerIE)」用の累積的なセキュリティ更新プログラムで、「IE 6」「IE 7」「IE 8」に影響を及ぼす脆弱性7件を解決する。Bryant氏によると、「Windows XP」で実行するIE 6を標的とした攻撃がこれまで複数回起きているという。

 深刻度が「緊急」となっているもう1件のセキュリティ情報は「MS10-091」で、WindowsOpenTypeフォント(OTF)ドライバに存在する複数の脆弱性を解決する。Bryant氏によると、MS10-091はWindowsのすべてのバージョンに影響を及ぼし、主にIEとは違ってOTFをネイティブで描画するサードパーティーのブラウザが影響を受けるという。

MS、12月の月例パッチを公開--「Office」のセキュリティ強化策も明らかに - ZDNet Japan

今年最後のワンポイントセキュリティ情報キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

今月も声萌え〜。MS10-070...............これってノーカットで撮ってるのか!

こんにちは、ワンポイントセキュリティ担当者です。
先ほど、2010年12月のワンポイント セキュリティ情報を公開しました。
今月は17件と数が多いので、通常より少々長めの Web キャストになっています。一部お聞き苦しい点があるかと思いますが、新規17件のセキュリティ更新プログラムの適用優先度、既知の問題、回避策や再起動の有無など、セキュリティ情報について知りたいポイントを凝縮してお伝えしていますので、セキュリティ更新プログラム適用の際の全体把握のために是非ご視聴ください。

2010年12月のワンポイントセキュリティ – 日本のセキュリティチーム

2010年の脆弱性パッチの数が100を超えた件で、MSのセキュリティレスポンスチームの松田さんの記事です。

OSの脆弱性→オフィスなどの第三者ファイル→Adobe系の脆弱性→フォントやグラフィックスにな割ってきたとの事。

同社が2010年に公開した月例セキュリティ情報は106件。2006年からは毎年70〜80件前後で推移していたが、2010年は2004年以降で最多となった。2010年に解決した脆弱性は265件となっている。2010年の傾向として、セキュリティレスポンスチーム セキュリティスペシャリストの松田英也氏は、「攻撃経路となり得る脆弱性の種類が多様化している」と話す。
脆弱性の種類は、従来ではWindowsInternet Explorer、OfficeなどOSやアプリケーションに関するものが目立った。2010年はこれらに加えて、フォントやグラフィックスなどに関係する脆弱性が増加し、月例セキュリティ情報全体の件数を押し上げる要因になった。
例えば2010年に同社が対処したフォント関連の脆弱性には、「Embedded OpenTypeフォントエンジンの脆弱性」(MS10-001MS10-076)や、「OpenType Compact Font Formatドライバの脆弱性」(MS10-037)、「OpenType Fontドライバの脆弱性」(MS10-091)がある。2009年までは年に数件程度だった。想定される脆弱性悪用の手口は、細工したフォントを含むコンテンツをユーザーに閲覧させるというものであり、従来のように不審なWordやExcelのファイルを開かないといった対策だけでは回避するのが難しい。

MSの月例セキュリティ情報が100件超に、脆弱性の傾向に変化 - ITmedia エンタープライズ

もうね、、、多いよ・・・多い。年末に向けてあとひと踏ん張りですね。12月の定例パッチを今年最後なんて、誰も一言も言ってないですし。まだまだ気が抜けないですねぇ・・・

年の瀬が近づき、バタバタと忙しい日を過ごされていることと思います。私たちセキュリティレスポンスチームも、12 月のビッグリリースを終え、ようやく落ち着けるかな? (落ち着きたいな) というところです。ここで、ちょっと今年のリリースを振り返ってみました。

煩悩108・・セキュリティ更新106・・ – 日本のセキュリティチーム

人の交代や色々あって、大変だったことでしょう。本当にお疲れ様です。

それにしても今年はたくさん出ました。100 件を超えたのは 2000 年以来です。本当に慌ただしい一年だった気がします。今年 6 月の CVE 34 件、8 月の月例セキュリティ情報 14 件、10 月の月例セキュリティ情報16 件・CVE 49 件と、リリース数および対応 CVE 数は記録更新を重ね、12 月には最後の記録更新 (セキュリティ情報 17 件) で締めくくりました。定例外リリースも 4 件 (MS10-002 (IE)、MS10-018 (IE)、MS10-046 (Shell)、およびMS10-070 (ASP.NET)) あり、今年一年で実に 265 件の固有の脆弱性 (CVE) に対応したことになります。この 12 月について言うと、今年新たに確認された DLL Preloadingの脆弱性 のリモートの攻撃手法に対応したものや、実に巧妙な動きで世間を賑わせていた Stuxnet が対象とした最後の MS の脆弱性 タスク スケジューラ の脆弱性にも対応しました。

煩悩108・・セキュリティ更新106・・ – 日本のセキュリティチーム

製品が検漏になって脆弱性研究が進歩しているから・・・らしい。

・・とここまで書いて、なんだかあまりいい印象を与えていないような気がしたのでちゃんと説明します。この増加傾向は、マイクロソフト製品がより脆弱になっているというのではなく、むしろ製品自体は堅牢になってきているのですが、サポートしている製品の増加や対処すべきシステムの多様化に加え、脆弱性研究技術の進歩により以前は見つかっていなかった新手法が出現してきていることが主な原因と考えられます。

煩悩108・・セキュリティ更新106・・ – 日本のセキュリティチーム

MSDNのBLOGでも文字化けについての掲示がありました

一昨日公開された「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2416400)」導入後に特定の Web サイトを閲覧すると、一部のページで文字化けが発生する問題が起きている点についてご報告させていただきます。

MS10-090 導入後の不具合につきまして – Internet Explorer ブログ (日本語版)

MS10-090 導入後、HTTP ヘッダーではなく、META タグのみで文字エンコードを “ISO-2022-JP” に指定している特定の Web サイトを閲覧すると、文字化けが発生します。

MS10-090 導入後の不具合につきまして – Internet Explorer ブログ (日本語版)

d:id:TsuSUZUKI:detailさんの言われているのも一理あり、でもUTF-7脆弱性に根本から対応しようとしているMSも頑張ってる。事前にある程度情報が必要だったかもしれないですね。

ISP の共用 HTTP サーバーあたりですと、サーバー側で HTTP ヘッダーのセットなんぞ出来ないトコも多かろうと思うんですよねぇ。
数ある契約ユーザーがどんな charset を使用してコンテンツを作成してくるかなんて分からないものですから。
F5 キーなどでリロードしてくれずに、「なんだこれ、文字化けしてるよ」と読まずに去ってしまう閲覧者さんがいっぱい出そうです。
この不具合、短期には解決されそうにないみたいですから、コンテンツ提供者側で対策をしてみました。

(引用記事) MS10-090 導入後の不具合につきまして - 取締役 平社員 ブログ (ベータ版)

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デロイト トーマツ、買収でERP事業を強化 - IFRS 国際会計基準フォーラム(情報元のブックマーク数)

デロイト トーマツ コンサルティングがアトムコンサルティング&テクノロジーズを買収して、事業統合、ERP事業を強化との事。

デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は12月14日、システム開発などを手掛けるアトムコンサルティング&テクノロジーズを買収し、事業を統合したと発表した。事業譲渡は12月1日付。DTCはアトムの買収で、「テクノロジー アドバイザリー サービス」事業を強化する。DTCがM&Aで事業譲渡を受けるのは初めてという。
アトムはERP導入支援サービスを展開し、特に製造業へのソリューション提供や海外ビジネスへの対応力に強みを持っている。アトムのプロジェクトチームは「ERPシステムを極めて短期間で導入することに業界内でも卓越した強みを持つ」(両社)という。アトムの社員数は44人。

デロイト トーマツ、買収でERP事業を強化 - IFRS 国際会計基準フォーラム

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asahi.com(朝日新聞社):iPhoneにフィルタリング未搭載、総務省が質問状 - ビジネス・経済(情報元のブックマーク数)

iPhoneでフィルタリングが未整備ということで、総務省が質問状を送ったとの事。

米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone」が、18歳未満に売る場合に付けなければいけない「フィルタリング機能」を付けないまま売られているとして、総務省は14日、アップル日本法人に質問状を送った。フィルタリングは有害なインターネットサイトを閲覧させない機能で、同省は「違法状態が続くのは見過ごせない」と、行政指導も視野に対応を検討している。
国内販売元のソフトバンクモバイルによると、iPhoneにこの機能を搭載するにはアップルのサイトから個人IDを入手する必要がある。「店頭の対応が難しい」として、フィルタリング機能を搭載するためのアプリ(ソフト)のダウンロード手順を説明するにとどめているという。
総務省消費者行政課の担当者が、アップル側に、機能を初めから搭載しない理由を問いただしたが、明確な回答がないため、書面を送ったという。アップル日本法人広報は「事実関係を把握していない」としている。

http://www.asahi.com/business/update/1214/TKY201012140533.html

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asahi.com(朝日新聞社):ボイジャー1号、あと4年で太陽系脱出 NASA発表 - サイエンス(情報元のブックマーク数)

ボイジャー1号があと4年で太陽系を脱出!!!!

米航空宇宙局(NASA)は13日、1977年に打ち上げられた惑星探査機ボイジャー1号が、あと4年で太陽系を脱出するという見通しを発表した。
ボイジャー1号は現在、冥王星の軌道半径の3倍程度の遠さに当たる太陽から174億キロの位置を飛行中。これまで太陽から噴き出す高速の荷電粒子の流れ「太陽風」の速度が落ちて弱まっているのを観測してきたが、今年6月、太陽風の速度がついにゼロになった。
今後、太陽風に由来する高温の粒子の数自体が減り、太陽の影響が星間物質などの影響と見分けられなくなる「ヘリオポーズ」と呼ばれる領域に達すると、実質的に太陽系外に出る。NASAの計算によると、4年後になる予定だ。

http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140502.html

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ベイテック、Google Appsのセキュリティ強化サービスを月額50円で提供 | 経営 | マイコミジャーナル(情報元のブックマーク数)

GoogleAppsのセキュリティパックを1アカウント50円で販売との事・・・・

ベイテックシステムズは12月15日、Google Appsを使った社内情報システムの導入支援サービス「サテライトオフィス・プロジェクト」の中で、Google Appsを導入している企業に向けて、Google Appsのセキュリティを向上させる「サテライト・セキュリティーパック for Google Apps アプリケーション」をSaaS型で1アカウント月額50円にて提供すると発表した。

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/12/15/015/index.html

シングルサインオン機能とか認証系機能か。

Google Appsとのシングルサインオン機能としては、以下のような機能を提供する。

  • AD 連携、LDAP 連携、CSV 連携によるログイン
  • ログイン時のログインログ(CSV出力可能)
  • 連続パスワード間違時、アカウントロック機能 (例:3 回間違えたら10分間ロック)
  • パスワード定期変更(強制)機能 (例:2 ヵ月に1回必ずパスワードを変更させる)
  • 利用IP アドレス制限(例:本社、店舗などのIPで利用制限)
  • ブラウザ制限(例:IE8のみ利用、Chromeのみで利用)
  • キャリア制限(企業指定キャリアのみ利用可能)
  • 携帯端末ID 制限(端末ID,キャリアID にて利用制限)
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/12/15/015/index.html

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パスワードとか :: てくてく糸巻き(情報元のブックマーク数)

うひょぉ、これはちゃんと勉強しないと・・・

土曜日に第14回まっちゃ445に行ってきたんですが、その午後の部1本目がパスワードについての話でした。
以下、パスワードとパスワード情報の違いに気をつけながら聞いたつもりですが、きっと間違ってますので注意してね。
パスワード情報の保存の前提として、3項挙げられました。
・パスワード情報が漏れないこと
・ユーザーが強いパスワードを作ること
・saltを付ける他強度UPを施しつつハッシュ化
強度の議論は3つ目、定期的更新の議論は1つ目の話ですね。
パスワードを暗号化しての保存は、マスターキー+パスワード情報の双方を入手されない限り安全性に問題はないわけだけれど、ことにマスターキーの方の管理コストが大きいのでやめた方がいいのではということでした。
ところで、「パスワードが使われる重要度によって」という単語を聞いた気がします。
IDとして最重要であるメールアカウントへのログインパスワードとか、複数のログインを1つのログインにまとめるOpenIDのパスワードとか、そういうのもパスワードの重要度は上がると思います。
それだとGoogleやYahoo、live.comのパスワードなんて最重要ですね。

ptlabo.net - 

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asahi.com(朝日新聞社):緊急地震速報、受信できぬ恐れ ソフト更新、周知怠る - 社会(情報元のブックマーク数)

緊急地震速報のバックアップシステムで、ソフトウエアメーカーがソフトウエア更新の連絡を怠っていたから受信できなくなっているとの事・・・

東京の気象庁本庁が被災した際などに備えた緊急地震速報のバックアップシステムを使った場合に、自治体や企業など約100の利用者が受信できない不具合が生じていたことが14日わかった。気象庁が明らかにした。ソフトウエアメーカー1社が受信システムの更新を利用者に連絡するのを怠っていたという。受信端末や配信に関係する業者は約200社あり、同庁はほかにも同様のケースがないか確認する方針。

http://www.asahi.com/national/update/1215/TKY201012150167.html

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ペーパープロトタイピングに使えるUI部品がつまったPDF - IDEA*IDEA 〜 百式管理人のライフハックブログ(情報元のブックマーク数)

これいいねぇ。

資料的にエントリー。いつか使うかも。ペーパープロトタイピングに使えるUI部品が詰まったPDFですよ。印刷して文字通りカット&ペーストして使います。

ペーパープロトタイピングに使えるUI部品がつまったPDF | IDEA*IDEA

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ブルーコート、WAN最適化製品に動画配信最適化機能を統合 - クラウド Watch(情報元のブックマーク数)

ブルーコートがWAN最適化製品に動画配信最適化機能を統合とのこと!!!

ブルーコートシステムズ合同会社(以下、ブルーコート)は15日、WAN最適化製品「ProxySG」に動画配信最適化機能を完全統合したと発表した。
統合には、世界で初めて実現したという「Adobe Flashライブ配信動画のストリーム分割機能」が含まれる。同機能により、動画を一度ストリーミング配信するだけで、多数の視聴者に動画を配信できるため、企業などの大規模環境における動画配信が容易になり、ほかの業務アプリケーション用のWAN帯域を確保することが可能になる。
通常、企業のゲートウェイを通じて、多数のユーザーがインターネット上の動画を視聴すると、リクエストが殺到し帯域制御が困難となり、ほかの業務アプリケーションの正常な動作が阻まれてしまう。ブルーコートの動画配信最適化機能では、「ストリーム分割技術」と「キャッシング技術」を組み合わせることで、こうした事態を防げるという。

ブルーコート、WAN最適化製品に動画配信最適化機能を統合 - クラウド Watch

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「エバンジェリスト、スマートフォン対決を楽しむ」(1/3):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)(情報元のブックマーク数)

エバンジェリストとして話をするには最新のガジェットが格好の材料w

この性格はエバンジェリストという職業にとても向いている。エバンジェリストは、自分の企業の製品が発売されるよりももっと前の早い段階に手に入れ、使いこなすことに生きがいを感じている。さらには、競合製品に関しても同じように誰よりも早く製品を手に入れ、触れ、比較したうえでエバンジェリスト活動、つまりプレゼンテーションやデモンストレーションを行うのである。
実はこれは「自慢」と紙一重でもある。商品/製品の入れ替わりが激しいかったり、季節で入れ替わるケースなどでは特に吾輩の血が騒ぐ。IT業界とりわけスマートフォンや携帯電話、クラウド上のソフトウェアなどは格好の材料である。
最近は米国・ヨーロッパで先行発売された期待のスマートフォンであるWindows Phone7が人気を呼んでいる。しかしながら、iPhoneAndroid端末といった魅力満載のスマートフォンも存在している。
自慢するわけではないが、吾輩はiPhone日本発売の前日から表参道のソフトバンクショップに並んだ幻の徹夜組である。それくらいiPhoneが好きである。もちろん、iPhoneだけでなく、Androidも愛用している。

第3回『エバンジェリスト、スマートフォン対決を楽しむ』 (1/3):EnterpriseZine(エンタープライズジン)

サンタでゲソー!

最後になったが、今年のサンタクロースには、Galaxy TabWiMAXモバイルルータのセットをお願いしている。

第3回『エバンジェリスト、スマートフォン対決を楽しむ』 (3/3):EnterpriseZine(エンタープライズジン)

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第2回関西アンカンファンレスを2011/01/08に開催します - Shin x blog(情報元のブックマーク数)

関西アンカンファレンスが開催されるそうです!!!

昨年好評を博した関西アンカンファンレスをまたまた開催します。
アンカンファンレスって何?の方は、昨年書いたエントリをご参照下さい。

第2回関西アンカンファレンスを2011/01/08に開催します - Shin x blog

昨年は80名の申し込み枠があっという間に埋まったので、参加希望の方はお早めに。
発表される方もそうでない方も2011年は関西アンカンファンレスから盛り上がっていきましょう!

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