3万円で自作できる画期的な「人工すい臓」は医療機器のセキュリティホールを突くことで誕生した - GIGAZINE

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インスリンポンプの脆弱性を有効利用して人工膵臓に!!!新しい考え方。ついでにパッチも当ててくれないかな・・・

血糖抑制ホルモン「インスリン」の分泌組織が死滅してしまう「1型糖尿病」の患者は、定期的にインスリンを注射で的確な量だけ投与しなければなりません。このインスリンの投与をすべて自動で行ってくれる「人工すい臓」を、既存の医療機器と250ドル(約2万7000円)の小型コンピューターを使って自作するプロジェクトが進められています。

3万円で自作できる画期的な「人工すい臓」は医療機器のセキュリティホールを突くことで誕生した - GIGAZINE

シドニーさんが装着しているメドトロニック製のインスリンポンプは、2011年にセキュリティホールが発見されていました。サンフランシスコ在住のプログラマーで糖尿病患者のベン・ウエストさんはこのセキュリティホールを突いてインスリンポンプをハックし、RileyLinkと呼ばれる小型のコンピュータをポンプに搭載することで、任意の機器と通信を行えるシステムを考案しました。メドトロニック製のインスリンポンプのセキュリティホールがなければ、人工すい臓は生まれていなかったかもしれません。

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