情シスやエンジニアをコミュニティーに放流しよう! (1/2) - ITmedia エンタープライズ

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友岡さんによる記事!!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

東海岸」の住民である私から見た「西海岸」の風景は、なかなか興味深いものでした。“クラウド利用が当たり前”の彼らには、クラウド化が課題として存在しないという「当たり前のレベルの差」への驚き、息をするように自然にSlackを使いこなすカルチャーへの憧れ、WorkdayやServiceNowといったSaaSをさらりと活用する軽やかな身のこなし、開発マシンの最新化はエンジニアへの投資でありモチベーションアップに不可欠であるというエンジニアオリエンテッドな気質はまさに、西海岸らしいといえるでしょう。
 その一方で、業務系システムの整備が追いつかず、「Excel ERP的なマニュアル作業」が残る現状や、そこをRPAという力技でねじ伏せようとするエンジニアとしての腕力の強さ、物販がないバーチャルな世界ではやっていけても、ひとたび物販が始まったら、途端に在庫管理や調達プロセスで苦労しそうに見える「体幹の細さ」も感じました。
 そう考えると今回のイベントは、「イケてる西海岸」から「変わらない東海岸」に新たなイノベーションのそよ風を吹き込むだけでなく、日本のモノづくりカルチャーを背骨に持つ、伝統ある「東海岸」から若々しい「西海岸」に、グローバル化やそれに伴う組織マネジメント、ガバナンスといった経験知をフィードバックできるような交流につながっていくように思いました。

情シスやエンジニアをコミュニティーに放流しよう! (1/2) - ITmedia エンタープライズ

フジテックは業務扱い

多くの大企業は自社組織が大きいため、会社の中だけで人間関係が完結してしまって、なかなか外を見ようとしません。それ以前の問題として、コミュニティーに参加するために有給休暇を取得しなければならなかったり、個人で参加しているため名刺交換さえためらったりする若者に、これまで何人も出会いました。
 中世のお城のような高い塀の中にエンジニアを囲い込んで、外の世界から断絶させていたのでは、エンジニアの視座は下がり、視野は狭くなります。
 それを避けるには、会社の塀をできるだけ低くして、外の世界との交流を積極的に促すことが大切で、それこそが情シス責任者の仕事だと思います。また責任者自らがコミュニティーに参加することで部員への参加意欲を高めることも重要です。
 フジテックでは、コミュニティーへの参加は業務扱いにしており、出張旅費を会社が負担し、イベントが休日の場合は平日に代休を取得させることで家族へのサービスレベルを維持できるよう配慮しています。コミュニティー活動への支援はエンジニアへの価値ある投資であり、知識の習得だけでなく、リーダーシップ能力の向上にも大いに貢献しています。

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