第14回「情報セキュリティ文化賞」受賞者を決定いたしました:ニュース | 情報セキュリティ大学院大学

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おめでとうございます!

6. 第14回受賞者 6名(五十音順)
岩下直行(いわしたなおゆき)氏
[京都大学公共政策大学院 教授]
表彰理由:日本銀行在籍時から現職に至るまで一貫して金融機関における情報セキュリティの研究と実践を推進し、金融分野での暗号化に関する国際的なガイドライン策定、国の電子政府推奨暗号リスト作成への参画等を通じ暗号技術の向上に寄与されたほか、金融機関の情報システムの高度化とブロックチェーン技術やオープンAPI対応等に関する業界内の調整や普及に尽力され、現在は金融とFinTechをテーマとした大学院での教育・研究へ取り組み、また金融庁参与として同庁内の仮想通貨モニタリングチームを技術面から指導するなど、20年以上にわたり、技術・制度の両面から情報セキュリティの向上に多大な貢献をされたこと。

尾花紀子(おばなのりこ)氏
[ネット教育アナリスト/IPA専門委員]
表彰理由:インターネット教育の専門家としてNISCを始めとする数々の行政機関の委員や監視機関の理事を務めるほか、IPA専門委員としてインターネット安全教室講師研修会等で各講師に青少年へのセキュリティ教育のポイントを指導されていることに加え、さまざまなインターネット教育コンテンツの執筆・指導・監修、講演、各種メディア等への出演、ブログでの情報発信等、広範な活動を通じ、青少年のための安全なインターネット環境作りと情報セキュリティの普及・啓発に長年にわたり多大な貢献をされたこと。

杉野隆(すぎのたかし)氏
[日本大学商学部 非常勤講師/情報処理技術者試験委員]
表彰理由:1981年に情報処理技術者試験委員に就任以来、30年以上にわたり、同国家試験の発展に寄与し、特に、情報セキュリティスペシャリスト試験等、セキュリティ関連の全ての試験区分で、人材像の策定、出題範囲・シラバスの作成、出題設計から、問題作成、採点まで、全ての工程において、部会長として主導的な役割を果たされたほか、ISO/IEC 27021で採用されたBOKの提案等、国際規格策定の場においても日本代表として大きく貢献される等、スキル研鑽の道筋を示し、わが国のセキュリティ人材育成を牽引されてきたこと。

園田道夫(そのだみちお)氏
[国立研究開発法人情報通信研究機構 ナショナルサイバートレーニングセンター センター長]
表彰理由:長年にわたりサイバーセキュリティ人材育成の分野で活躍され、セキュリティ・キャンプ実行委員および講師、SECCON実行委員会事務局長等の活動に精力的に取り組まれていることに加え、創設に尽力されたNICTナショナルサイバートレーニングセンターにおいては、センター長として、行政機関や地方公共団体等を対象とした実践的なサイバー防御演習、東京オリンピックパラリンピックを想定したサイバー攻撃対応演習、若手セキュリティエンジニアの育成等を主導し、わが国のサイバーセキュリティ向上に多大な貢献されていること。

高倉弘喜(たかくらひろき)氏
[国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授]
表彰理由:長年にわたり、ネットワークセキュリティ、高信頼ネットワークの研究に従事され、特に、マルウェア対策技術の研究開発、ネットワーク攻撃に対する防御技術に関する研究等の進展に貢献されてきた一方、SINET上での様々なサイバー攻撃検知装置の運用、国立大学法人等約80機関との連携プロジェクトの推進による学術機関のセキュリティレベル向上への取り組みや、NISCを始めとする政府および公的機関等におけるサイバーセキュリティに関する委員会委員等の実践活動を通じ、わが国の情報セキュリティの発展に多大な寄与をされたこと。

安冨潔(やすとみきよし)氏
[京都産業大学法務研究科客員教授・法教育総合センター長/慶應義塾大学名誉教授/弁護士]
表彰理由:刑法・刑事訴訟法を中心とする法律学領域において、情報セキュリティに関する専門的研究の草創期から顕著な研究業績を残すと共に、政府、各種公的団体、地方公共団体の情報セキュリティに関係する各種審議会・委員会の委員を歴任し、情報セキュリティ施策の進展に貢献されたほか、デジタル・フォレンジック研究会の創立から役員として精力的に活動され、サイバー犯罪捜査等において必須となったデジタル・フォレンジックの普及・啓発に尽力されるなど、わが国における情報セキュリティの向上に多大な寄与をされたこと。

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