ニュース解説 - 制御システムを守れるか、日立が設けたサイバー防衛訓練施設の全容:ITpro

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日立の制御システム訓練は、イスラエルのNxSecurityらしい

 日立はイスラエルのサイバーセキュリティ大手、サイバージムとサイバー防衛演習ソフトの国内販売契約を結び、訓練施設「Nx Security Training Arena」(略称NxSeTA、エヌエックスセタ)を大みか事業所に設置した。サイバー攻撃や防衛に関するサイバージムの実績と、重要インフラ設備に関する日立の知見を組み合わせて、日立の制御システムを利用する企業などに有償で訓練サービスを提供する。

 火力発電所原子力発電所の訓練プログラムを用意した。期間は標準で3日間。顧客の設備や要望に応じて内容を調整して訓練プログラムを提供できるのが強みだ。

 訓練を受ける企業は自社の制御システムやOAシステムを模した環境で、防御者として攻撃を適切に対処して早期に収束させる演習を重ねる。演習前の講義や演習後の振り返りなどと合わせて、サイバー攻撃に対して組織的にどう対応すべきかを学ぶという。

 NxSeTAの訓練プログラムの特徴は、業務設備のある環境で演習できること。訓練施設は4部屋に分かれる。4面の大型スクリーンを備えた最も大きい部屋は発電所などの中央制御室として使う。発電所のシミュレーターが生成する発電所全体の状態を画面に映し出すという。

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