ASCII.jp:偽名で運用 !? Azureデータセンターの「トリビア」を集めてみた

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なかなか面白いし、日本ではシステム管理者、データセンター管理者が冷遇されてるのを考えると、やっぱ違うなって思った

澤さん:AzureのDCは“知られざる謎の組織”によって構築、運用されています。この組織は「MCIO(Microsoft Cloud Infrastructure and Operations)」という名称で確かにマイクロソフト社内に存在しているのですが、MCIOに誰が所属しているのかは、社員にも知らされていません。
MCIOの中の人たちは、社内で身分を知られることがないように行動しており、会議室の予約には別部署の名前や偽名を使います。
ASCII羽野:なぜそこまで身分を隠すのでしょうか。
澤さん:MCIOの中の人たちは、DCに関して知りすぎているためです。MCIOはDCの立地選定の段階から情報を持っており、DCの運用現場も見ています。社内に「情報を知っている人」を知っている人を作らないことで、「その情報が知りたい」とアプローチしてくる人たちを遠ざけることができます。
また、DCの運用についての情報は、MCIOの中でも「分断」されています。DCの物理リソースの運用を担当する人には、そのサーバーの中で何が動いているか知らされません。サービスの運用担当者はモニタリング可能なサービスだけを監視しており、さらにそのサービスが扱う顧客データにアクセスできるのは顧客だけです。さらに、サーバーラックの鍵はMCIO以外の部署が保管しています。この徹底した「分断」が情報を守るために重要です。

ASCII.jp:偽名で運用 !? Azureデータセンターの「トリビア」を集めてみた

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