標的型攻撃メールに「あえて慣れさせる」、ちょっと変化球な訓練ソリューションが日本上陸|セキュリティ|IT製品の事例・解説記事

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報告を鳴らさせる訓練ソリューションらしい

S&Jは、こうした攻撃メールと対策ソリューションの現状を鑑みて、米PhishMEの販売代理店契約を決めた。また同時に、NRIセキュアテクノロジーズも取り扱い、販売拡大の状況にあわせて日本法人の設立も検討する。なお、初年度は100社程度の契約をめざすという。

フィッシュミーは「報告」を習慣化

PhishMEのコンセプトは「報告して対処する」こと。前述の国内のソリューションでは、「開かないようにする」訓練が一般的だが、攻撃メールが増加している現状では開かないことは難しく、「10数%は開いている」(三輪氏)。諸外国ではむしろ、標的型攻撃メールの開封率は40%程度あるとのことで、PhishMEの導入により10%台まで低下する例があるという。「日本では、1桁前半まで抑えられるはずだ」と、三輪氏もソリューションへの自信を口にする。

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