なぜ人工知能は東大に合格できないのか? 「東ロボくん」プロジェクトで分かったAIの弱点 | デイリー新潮

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学習コストか・・・

今年、東ロボくんが英語の短文問題を解けるように、英語チームが読ませた語数は500億語でした。短文問題とは「( ) front of」のように文章の1カ所が空欄で、該当する語を4択で答える問題と、文の順番を正しく並び替える整序問題で、その二つができるようになるために、文の数でいえば19億文勉強させた。それでようやく正答率が9割を超えたのですが、人間のやり方と明らかに違う。人間ならさすがに100文勉強すればわかります。
 AIが統計的に勉強して、わかっているようにふるまうためには、1文を解くのに500億もの単語が必要で、2文、3文、それに整序問題も解くとなると500億の掛け算になる。エッセイの問題なら500億のエッセイを読む必要がある。つまり、統計を使っても意味まではわかるようになりません。私が予想した通りで、だからシンギュラリティは来ないと思うのです。

なぜ人工知能は東大に合格できないのか? 「東ロボくん」プロジェクトで分かったAIの弱点 | デイリー新潮

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