Cellebriteから顧客情報が流出、ロシアやトルコなどの政府機関に販売していた可能性も指摘される | スラド セキュリティ

(情報元のブックマーク数

メモ

モバイルフォレンジックを専門とするCellebriteのサーバーが不正アクセスを受け、情報が流出したとMotherboardが報じている。Motherboardはハッカーから900GBのデータを入手したという(Motherboardの記事[1]、 [2]、 Cellebriteのプレスリリース)。
Cellebriteは2015年12月に米国で発生した銃乱射事件の犯人が使用していたiPhone 5cのロック解除技術を持つ企業として注目を集めた。実際にはこのiPhone 5cのロック解除にCellebriteの技術は使われなかったとも報じられているが、米国ではFBIなどの連邦捜査機関だけでなく、各州の警察もCellebrite製品を利用しているという。
世界各国の捜査機関が導入し、テロ事件の捜査などで使われているというCellebrite製品だが、バーレーンでは拷問にかけた反体制活動家を起訴するのに使われたと12月にThe Interceptが報じている。
Motherboardが入手したデータにはCellebriteのユーザーアカウント情報やサポートチケットなどが含まれているという。これらのデータからMotherboardでは、バーレーンのほかにもロシアやトルコ、UAEなど抑圧的な政権下の政府機関がCellebrite製品を購入している可能性を指摘する。

Cellebriteから顧客情報が流出、ロシアやトルコなどの政府機関に販売していた可能性も指摘される | スラド セキュリティ

screenshot