正体不明のチップを解析して見えた、“オールChina”の時代 (EE Times Japan) - Yahoo!ニュース

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こうやって、チップを解析するのか、、、開腹手術してチップを顕微鏡で見るとか、気の長い話だ・・・

図1はPhantom 4に搭載されている、“正体不明”のチップの1例である。Phantom 4に搭載されているチップのうち、おおよそ15%は、パッケージからチップの素性や中身を知ることができない。チップ表面をレーザーで削り取ったもの、マークを刻印していないもの、べったりと樹脂で覆われていて型名を読み取れないものなど、不明な理由はさまざまだ。
 2015年以降、このような型名を読み取れないチップが急激に増えてきた。理由はいくつか考えられる。1つは、チップの素性を知られたくないという、最も単純な理由。もう1つはパッケージマークを省くことでコストを削減するというものだ(実際にレーザーマークなどは高いのである)。樹脂固めのチップは防塵(じん)対策や防湿対策などが目的であることが多く、車用のECU(エンジン制御ユニット)や一部のウェアラブル製品にも用いられている技術である。
 Phantom 4の“正体不明のチップ”については、実際には1つ目の「チップの素性を知られたくない」が主な理由だと思われる。型名を削り取られたチップの多くは、マイクロコントローラーやマイクロプロセッサである。システムの中核を成すチップばかりが、ネーミングを削り取られている。
 このような傾向は中国製品以外でも増えている。多くはシステムや構成を秘匿化したいのだろう。Phantom 4の前機種である「Phantom 3」では、ほとんどのチップを樹脂固めで分厚く覆っていて、チップの素性は、ほぼ分からないようになっていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170112-00000110-it_eetimes-sci

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