電源修理のコツ ―― 発熱部品と空気の流れ (1/3) - EDN Japan

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やっぱコンデンサ

電源の故障原因の80%以上は電解コンデンサーの容量が抜けやESR(直列等価抵抗)の低下だ。電解コンデンサーは周囲温度が高くなると劣化しやすくなる。つまり不良部品を見いだす着眼点は『電解コンデンサーの実装環境』にある。周囲に発熱部品がないか? 周辺の空気の流れが確保されているか? ということがチェックするポイントだ。
 図1を再度見てみよう。図1の右側には発熱部品は少なく出力端子が近いので、外部との空気の流れが確保されており、電解コンデンサーは劣化しにくい環境にある。しかし図1の左側には多くの発熱部品があり、トランスや放熱板があって風が流れにくい。この場所に実装された電解コンデンサーが劣化しやすいという目星が付く。次のページにハンダ面の写真(図2)を示す。

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