ヤフーが米国データセンターのOpenStack基盤にKubernetesを導入、CTCが支援 - クラウド Watch

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CTCがYahoo米国法人でOpenStack基盤にDockerクラスタ管理ツールを入れて構築とのこと。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)と米ITOCHU Techno-Solutions Americaは10日、米Solineaと共同で、ヤフー株式会社の米国法人YJ Americaの米国データセンターにおけるOpenStack基盤に、オープンソースのDockerクラスタ管理ツール「kubernetes」を導入したと発表した。
 ヤフーでは、2012年にOpenStackを導入して大規模な仮想環境を構築し、ハードウェアリソースの統合による効率的な運用を実現していたというが、ユーザーニーズや市場でのクラウド技術の進展に伴って、サービスの開発・提供でさらなる業務の効率化が必要とされていたとのこと。
 そこでヤフーは、Docker環境に対して複数のコンテナの自動配備や監視、運用などの機能を提供するKubernetesをOpenStack基盤と連携させ、既存のシステムや機能を有効活用するとともに、各種のオープンソースソフトウェア(OSS)も用いて、コンテナや仮想環境を含めたマルチプラットフォームにアプリケーションを対応させた。アプリケーションの単一のコードから、マルチプラットフォームでのイメージ生成や配備を自動化する環境を運用することにより、サービス提供のプロセスを効率化しているという。
 CTCグループではこれまでも、Open Compute Project(OCP)のソリューションプロバイダとして、ヤフーのOpenStack基盤やビッグデータ基盤をOCP仕様で構築してきたほか、OpenStackを含めたOSS関連のコンサルティングやシステム構築、導入支援サービスを提供するSolineaに出資して、SIサービスの提供などで協業している。

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