セキュリティ・アディッショナルタイム(14):さくらインターネットとゲヒルン、似たもの同士の創業者2人が語る会社の在り方、人の働き方 (1/2) - @IT

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石森くんと、さくらの田中社長の対談!!!ジョインした色々についてインタビューされています。

若手エンジニアが立ち上げた日本のスタートアップ企業は多々あるが、その多くはWebサービスの開発・提供に注力しており、インフラ寄りの企業として成長を遂げている例はまれだ。その数少ない例が、ホスティングサービスを展開するさくらインターネットと、セキュリティ専業企業のゲヒルンだろう。
 2016年4月、この2社はセキュリティ分野のサービスや人材強化を目的に協力し、さくらインターネットがゲヒルンの全株式を取得。完全子会社化することを明らかにした。その狙いを、創業者として、また代表者としてそれぞれ事業をけん引しているさくらインターネットの田中邦裕氏とゲヒルンの石森大貴氏に聞いた。

さくらインターネットとゲヒルン、似たもの同士の創業者2人が語る会社の在り方、人の働き方 (1/2):セキュリティ・アディッショナルタイム(14) - @IT

田中氏 やはり「チーム」だと思いますね。ゲヒルンには、セキュリティキャンプや未踏プロジェクトで活躍している人を含め、セキュリティに関心のある人たちが集まって、互いに切磋琢磨できる環境がある。それが重要です。チームにはエンジニアのスキルと環境、その両方が必要で、誰か一人だけがさくらインターネットに転職してくるだけでは成り立たないと思うんですよね。

 加えて、そこから生み出されるセキュリティも重要な要素です。うちの社内を見ても、やはりまだまだセキュリティは足りていないなと感じますし、お客さまについても同じです。これまではサービスを提供する中で、「お客さまが利用する中で起こった被害はお客さま自身の責任」というスタンスでやってきましたが、それは本当に誠実な対応なのかどうか? われわれ自身が踏み込んで、一緒に守っていくところまでやっていかないといけないと考えています。

 一方でゲヒルンのエンジニアにとっては、さくらインターネットという大きなインフラの中でインシデントに対応していくことで、腕が上がっていくことを期待できます。それから、さくらならゲヒルンのやっている内容を株主としてちゃんと理解し、どんどん上がっているセキュリティエンジニアの価値に対して給与面でもきっちりと待遇することで、チームを育てていくことができると思っています。

石森氏 自分は会社というハコにはこだわらないんですが、チームは壊したくありませんでした。これまでの体制では予算が限られていて積極的に投資を行えませんでしたし、チームのみんなにそれなりの給料を出すのも思うようにいかないことがあったのは事実です。

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