ジョーシス:小学生にも分かる、情シス用語解説「出口対策」 - ITmedia エンタープライズ

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わかった?!

家に泥棒が入ったら大変ですよね。あなたの貯金箱が盗まれてしまうかも知れません。もし、お父さんやお母さんの大事なお金をみんな取られてしまったら、生活できなくなっちゃいますね。そんなことがないよう、お父さん、お母さんはしっかり戸締まりをしています。家によっては防犯カメラを付けたり、頑丈な鍵を付けたりして、悪い人が侵入してこないように対策をしているでしょう。
 ところが、「ぼくはお父さんの友達だよ。中に入れてくれない?」と言う大人が来たらどうしますか? あなたが「お父さんの友達だっていう証拠を見せて!」と言うと「お父さんの写真」を見せてくれたとしたら……。ドアを開けてしまいませんか?

「○○市役所からお母さんに用事があって来ました」という人が来たらどうしますか? 「証拠を見せて!」って言うと「これが市役所の名刺だよ」って見せてくれたら、開けてしまいませんか? インターネットの世界にはそういう悪い人たちがいて、知り合いのふりをして侵入し、大事な物を盗んでいくんです。
 でも、あなたの家にはいろいろなお客さんがやってきますから、全員を疑うわけにはいきません。どうしても怪しい人が入ってくる可能性があります。そこで大切なのは、中から何か持ち出そうとしたときに、外に持ち出せないようにしてしまうことです。大事な物を持ち出そうとしたら、ドアが開かなくなって出られなくしてしまいます。
 「うっかり怪しい人が中に入っても、大事な物は盗めないようにする!」――。そういうことをシステムのお仕事の世界では「出口対策」っていうんですよ!

小学生にも分かる、情シス用語解説「出口対策」 - ITmedia エンタープライズ

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