横浜市にサイバーセキュリティ拠点を開所したデロイトの意図 - ZDNet Japan

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デロイトのサイバーセキュリティ拠点を横浜に作った意図。教育してアカデミーで教育、地域と連携して教育していくとのこと

監査法人トーマツのアドバイザリー事業本部長である木村研一氏は、「情報セキュリティが企業にとって大きな経営リスクになっており、ステークホルダーも企業の情報セキュリティ対策への関心が高まっている。しかし現状では、ITの重要性を理解している企業であっても情報セキュリティは現場任せというケースが多い。対応を誤ると大きな影響を受ける」と指摘。デロイトは世界中のCICと連携できる日本のCICを開設したことで、より高度なソリューションを提供できるとした。

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 一方で、デロイト スペインのマドリードにあるリージョナルデリバリーセンター「CyberSOCスペイン」は、工業団地のように小規模オフィスが集まっている地域の一角にある。2階には、監視センターとしてリアルタイムでソーシャルメディアを分析するチームと、新しい機器を検証するラボ、インシデントレスポンスを行うチームの3つのチームが作業しており、機器の検証は顧客が試すこともできる。また、ガラス張りの会議室もある。もちろんガラスは一瞬で曇りガラスにできる。
地下にはセミナールームがあり、これが同センターの差別化ポイントにもなっている。ここでは従業員の経験やノウハウを活かした教育が実施されるほか、顧客に対する無償のアカデミーも行われる。オンラインセミナーも開催しているという。また、同センターはスペインの主要大学とも提携しており、学生などにサイバーセキュリティを習得させたりワークショップを開催することもある。これには人材発掘の側面もあるという。


このように教育や人材育成にも注力しているデロイトだが、横浜に開所したCICにはそのような施設はない。しかし、DTRSのシニアマネージャーである佐藤功陛氏によると、今後は横浜の大学などの教育機関と連携して、積極的に教育の場を設けていきたいという。

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