ニュース - 「言語を設計する楽しさを知ってほしい」、Rubyの父まつもと氏が新言語の開発語る:ITpro

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Matzの言語を使うより、言語を作ろう!

講演でまつもと氏は「言語の実装を解説した本は多いが、題材はC言語のサブセットやRubyのサブセットのようなサンプルレベルの言語ばかり」と指摘。「言語の設計が一番おもしろいのに、そこを解説した本がない」と語った。言語設計のおもしろさを伝えられるのは「私が一番近い」(同氏)。そこで、新しい言語であるStreemを設計してみることにしたという。
 ただし、「汎用言語は目指さない」(同氏)。汎用言語を開発すると「Rubyの生みの親がRubyをあきらめた」と邪推を生んでしまうことを懸念したからだ。「Rubyの発展の邪魔はしたくない」(同氏)。そこで、「ストリーミングプログラミング」という特定目的の言語を設計することにした。ループがなく、部品をパイプでつないでいくスタイルでコードを記述する。データは基本的にはイミュータブル(書き換え禁止)だ。ちなみにStreamではなくStreemなのは、Streemというドメインが空いていたからだという。

「言語を設計する楽しさを知ってほしい」、Rubyの父まつもと氏が新言語の開発語る | 日経 xTECH(クロステック)

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