ASCII.jp:ヤマハルーターの“語り部”平野氏にRTX1000誕生の秘密を聞く

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平野△!

ルーターの開発部門に配属された平野氏は、ヤマハルーターの技術情報ページ(www.rtpro.yamaha.co.jp)のWebマスターとソフトウェア開発を担当した。Webマスター業務としては、FAQ作成、OCNエコノミー向け常時接続設定例の調査と制作、検索エンジンの実装など進め、利用者の立場に立った情報提供を行なった。また、ソフトウェア開発業務では、ヤマハとして初めてのブロードバンドルーターであるRT140eの利用イメージ設計・仕様決定・複数LAN対応・NATディスクリプター開発などのブロードバンド回線対応などを進めた。さらに、RTA52i/RTA54iにおけるWeb設定機能の開発を通して利用者の要望に合わせてISDNやブロードバンド回線へ接続し、セキィリティを高める設定を自動生成する機能も実現してきた。
 「当時、ISDNリモートセットアップ機能で遠隔からヤマハルーターに入ることはできたけど、その先のLAN内のホストをメンテナンスするための、アクセスする手段がなかった。そこで、ルーターTelnetクライアント機能を搭載して、サーバーなどのLAN製品をリモート操作できるようにしました」(平野氏)。要求仕様はシンプルなクライアントだったが、メール機能の動作確認などサーバーメンテナンスに汎用できるよう、Telnet以外のプロトコルやポートで通信できる機能も追加していたという。

ASCII.jp:ヤマハルーターの“語り部”平野氏にRTX1000誕生の秘密を聞く

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