SAP技術トップのLeukert氏に聞く「HANAの今と未来」 (1) 3つの分野で重要な変化を引き起こした2014年 | マイナビニュース

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SAP HANAの話。

1つ目の変化はプラットフォームだ。HANAはもともと業界向けプラットフォームを目指してしており、そのための戦略的特徴を備えていた。2014年7月、HANAをサービスのプラットフォームとするPaaS「HANA Cloud Platform(HCP)」を発表した。HANAの機能にPaaSのためのサービスAPIを加えることで、技術レイヤに加えて完全なアプリケーションポートフォリオを利用できるようにした。HCPは最も包括的でオープンなPaaSと言える。
2つ目の変化はアプリケーション側にある。2014年のSAPPHIREの中心は「Business Suite on HANA」が中心だったが、2015年2月に「SAP Business Suite 4 SAP HANA(S/4 HANA)」を発表した。S/4 HANAでは、HANAがアプリケーション・ポートフォリオに入ることでHANAの持つ潜在性を完全に解き放つことができる。Business Suiteは記録するシステムから、意思決定を支援するシステムに変革した。
3つ目はビジネスネットワーク分野だ。ビジネスネットワークはSAPのアプリケーション・ポートフォリオを置き換えるのではなく、拡張するものだ。これまで、調達分野でAribaの資産を持っていたが、これに加えて2014年4月にFieldglassを、秋にはConcurを買収した。この2社を獲得したことでビジネスネットワーク戦略を大きく前進できる。

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