マイクロソフト幹部にもショック、IPアドレスの枯渇 - WSJ

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MS内部でプライベートアドレスが不足とのこと。足りないネットワークなんてあるんだ・・・一部NATでしのいでるみたい。

マイクロソフトの幹部たちはこのネットワークの問題に不意を突かれたとビック氏は言う。「われわれにはIPアドレスの余裕がないという事実に対する経営陣の反応は、まずはショックを受け、その後は信じようとしないというものだった」とする同氏は「最終的には、これが問題だということをわかってもらえた」と振り返る。
マイクロソフトでは、企業内部での使用のためだけに特別に割り当てられた、いわゆるプライベートIPアドレスが不足してしまった。1990年代半ばにインターネットが一気に普及すると、プライベートIPアドレスはRFC1918と呼ばれる条項で規定された範囲内で設定された。これにより企業は互いに干渉しない異なるローカルネットワーク上で全く同じIPアドレスを使用することができる。(ホームネットワークを設定したことがある人なら気付いているかもしれないが、あるメーカーによって製造された自宅用Wi-Fiルーターは同じIPアドレスを共有している。これもプライベートIPアドレスの一例である。)
このようなプライベートネットワーク用に数百万個のアドレスが割り当てられてきた。ところが、マイクロソフトにとっては不十分だったのだ。
マイクロソフトはEメールで「わが社のクラウド、企業向け製品、ソリューションの顧客が爆発的に成長したことにより、マイクロソフトではRFC1918で規定された範囲内のアドレスが2015年の上半期中に枯渇してしまった」とし、「これは難題ではあるが、このIPアドレスの枯渇によるダウンタイムは今のところ発生していない」と説明した。

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