「うるう秒」まであと2カ月――7月1日午前の「8時59分60秒」挿入に備えて確認を -INTERNET Watch

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うるう秒・・・

2カ月後の2015年7月1日に「うるう秒」が実施される。日本時間の同日午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」が挿入され、この日は通常よりも1秒だけ長い一日となる。
 うるう秒は、地球の運行(自転・公転)を観測した結果に基づく時系「天文時」と、原子時計に基づく時系「原子時」とのずれを0.9秒以内に収めるために行われるもの。うるう秒による調整を行った後の時刻が「協定世界時UTC)」と呼ばれるもので、現在、世界の標準時として一般に使われている時刻となる。
 うるう秒による調整が必要になると、国際機関のIERS(International Earth Rotation and Reference Systems Service)が実施の決定を行い、UTCの6月30日または12月31日の最後の1分間で、1秒を追加または削除することで調整することになる。

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こっちのが現実的だよなぁ・・・

また、世界規模でサーバー群を運用するGoogleでは、うるう秒への対処について「leap smear」という方法を同社公式ブログで紹介している。サーバー群に時刻情報を供給するGoogleのインターナルNTPサーバーでは、うるう秒の実施日にLIビットに「01」をセットすることは行わず、うるう秒が近づくと1秒の間隔を数ミリ秒ずつ長していく改造パッチを適用。その総計として、実際にうるう秒が完了するタイミングまでに1秒をかせいでいるという仕組みだ。いわばNTPサーバーが少しばかり“虚偽”の時刻情報を供給することで、これに同期するサーバー側では、特にうるう秒への対処を行うことなく、うるう秒など存在していないのと同じ状態で時間が進むというわけだ。
 ただし、このブログ記事は今から4年近く前の2011年9月15日付で書かれたものだ。その中でGoogleは、将来うるう秒が実施されることが決まった際はこの方法を再び使用する予定だとしていたが、その後、2012年に実施されたうるう秒で実際に使われたのか、また、今回のうるう秒でもこの方法で対処するのか、同社から回答は得られなかった。うるう秒について現段階で同社が公表できる情報は、このブログ記事のみだとしている。

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