セキュリティ・キャンプ 全国大会 2014レポート:成長し、超えてゆけ――若者たちと過ごしたセキュリティの熱い夏 - @IT

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睦美さんの素晴らしいキャンプレポート。読んでて涙が出てきた。本当にありがとう!

この1〜2年、あちこちで耳にする言葉がある。「セキュリティ技術者が足りない」という嘆きの声だ。しかし、セキュリティ人材不足という課題が顕在化し、議論されるようになる前から、セキュリティ技術に関心を持つ優秀な若手技術者を育てようという試みが継続的に行われている。それがセキュリティ・キャンプだ。
セキュリティ・キャンプは、若く優れた能力を備えた情報セキュリティ人材の発掘・育成を目的とした取り組みだ。情報セキュリティに高い関心を持つ22歳以下の学生・生徒を対象に、情報セキュリティ分野の最前線で活躍する講師陣が、ハンズオン形式の実習も含めた実践的な講義を行う。中心となるのは、毎年夏休みの時期に4泊5日の合宿形式で行われる講習会「全国大会」だが、九州・北海道や東北など全国各地で「ミニキャンプ」や講義を中心とした「キャラバン」なども実施してきた。
セキュリティ・キャンプが始まったのは、ブロードバンドの普及に伴ってセキュリティ問題も広がり始めていた2004年のことだ。当時はまだ、脆弱性を突いた攻撃が世間を騒がせることはあっても、金銭的な被害や知的財産の侵害、政府機関やインフラなどに大きな実害を与えるまでには至らなかった。セキュリティ・キャンプではそうした当時から、脆弱性の仕組みや不正アクセスを防ぐための仕組みといった技術面はもちろん、スキルを持ったエンジニアがその力をどのように使うべきかというモラル面も含めたカリキュラムを組み、若手セキュリティ技術者の芽を育ててきた。

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