(5/6)極言暴論スペシャル! - ITベンダー外しを企てるユーザー企業:ITpro

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ITベンダー外しか・・・・

さらに「ITベンダー外し」が実現し、内製力を取り戻せる意味も大きい。実は、事業部門にとってITベンダーを活用した場合、悩ましいことが2点ある。
一つは外部を使うことゆえの制約だ。例えばビジネス環境の激変に合わせ新サービスを急きょ提供しようとした時、どんなに素早く対応してくれるITベンダーであっても時間的ロスが生まれる。商談の時間などがもったいないのだ。相手が自社のシステム子会社であっても「お見積もり」にそれなりの時間がかかる。1週間もタイムラグがあると、ビジネスの機を逸してしまうことがある。
もう一つは、ITベンダーに自社のビジネスの生殺与奪の権を握られてしまうことだ。それが悪い方向に転がれば、その影響は間接業務支援システムにすぎない基幹系のベンダーロックインの比ではない。逆にITベンダーの立場で言うと、この生殺与奪の権をどこまで握れるかが極めて重要な意味を持ってくるわけだが。

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