人を“その気にさせる”MSエバンジェリストの管理術 − @IT自分戦略研究所(情報元のブックマーク数)

メモ

マネジメントをしていて思うのが、エバンジェリストの仕事とチームマネジメントは、人を“その気にさせる”という点で似ているということです。
そもそもエバンジェリストとは、キリスト教の宗教用語で、キリスト教への宗旨替えを強く啓蒙する人のことです。われわれテクノロエバンジェリスト(以下、エバンジェリスト)は、他社技術を使っている人や企業に対して、自社技術の知識を普及しています。
もちろん、マイクロソフトの技術を広める人はエバンジェリストに限りません。マイクロソフトには、各製品の細かなスペックを説明するプロダクトマネージャ、お客さまのシステム構築を支援するコンサルタント、調布のR&Dセンターで開発をするデベロッパーがいます。
エバンジェリストには、マーケティングと技術の要素が含まれます。マイクロソフトだけでなく競合他社の技術にまで精通していることはもちろん、マイクロソフト技術のシェア率を広げるために、さまざまな活動を行います。典型的なのは、カンファレンスでデモンストレーションを交えながらの技術解説、メディアでの記事執筆、企業セミナーでの講演などです。こうしてお客さまにマイクロソフトのテクノロジを使って「何かやりたい」と最初に思わせる役割を担っているのがエバンジェリストです。
上記のような活動をとおして、エバンジェリストは企業が抱える問題点を聞き出し、それに対してマイクロソフトのどの技術でどう解決できるのかという説明を行い、お客さまへ“宗旨替え”を説得します。最終的にお客さまを「じゃあやってみようか」とその気にできれば成功です。その後の製品導入やアプリケーション開発では、パートナー企業がお手伝いしてくれたり、コンサルティング部門が対応するといったフローに落ちていきます。

人を“その気にさせる”MSエバンジェリストの管理術 − @IT自分戦略研究所

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