「大組織のスピードを上げる」米軍式4つのメソッド :PRESIDENT Online - プレジデント(情報元のブックマーク数)

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自然界では、規模とスピードはトレードオフの関係にある。クジラは小回りがきかず、鳥は俊敏に動く。だが、今日の組織は大きく、かつ俊敏であることが求められている。組織は俊敏性と拡張性を併せ持つことができるのだろうか。
サンタフェ研究所のジェフリー・ウエスト教授は、生物学では、大きいことには確かに利点があることを明らかにしている。クジラは鳥より効率的で寿命が長いのだ。だが一方、クジラは鳥より俊敏性が劣り、適応力も低い。規模は効率を与えても、スピードや柔軟性は与えてくれないのである。
対して都市は、大きくなるにつれて快適になり、速くなる。大都市は小都市より所得が高く、犯罪率が低く、イノベーションのスピードが速い。人々の歩くスピードさえ大都市のほうが速い。その理由はネットワークである。生化学システムは規模が大きくなるにつれて効率的になるが、同時に動きが遅くなり、適応力が低下する。対してネットワークは、規模が大きくなるにつれて融通がきくようになり、創造的になる。生物の脳はこの特性を備えているが、都市やコミュニティのような社会システムも、フェイスブックツイッターのようなバーチャル・コミュニティもまたしかりなのだ。

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