日本IBM、利用者のWeb上での動線を把握する新ソフト――Webサイトの問題/障害を発見 | Webテクノロジー | トピックス | Computerworld - エンタープライズITの総合ニュースサイト(情報元のブックマーク数)

利用者の行動から、障害を検知したりUIの改善情報を得たりできるらしい。

日本IBMは4月2日、Webサイトの問題、障害を発見する新ソフトウェア「IBM Tealeaf Customer Experience V8.7」を発表した。同製品により、ユーザー企業は利用者の行動からWebサイトの障害や問題を把握し、UIの改善や顧客満足度(CS)の向上、Webサイトからの売上アップにつなげることが可能という。
新製品は、2012年5月に買収を発表したTealeaf Technologyとの統合後初めて提供するもの。買い物やチケット予約、銀行振込みなどの目的を達成するまでの情報入力やサイト間の移動など、利用者のWeb上での行動をデータとして取得して、グラフィカルな管理画面で可視化。Webサイトのユーザー・インタフェースにおける不具合や障害を発見できるようにする。
「利用者のWeb上での動線を再現できることにより、特定の個所で利用者が情報入力を中止した理由をひも解くことができる」という。スマートフォンタブレット端末で活用するモバイル・アプリケーションにも対応する。
新製品は、購入後1〜2週間の構築/設定作業で使用可能としている。環境の構築方法としては、サーバを1台準備して新製品を導入、Webサーバとインターネットをつなぐ経路から分岐させてネットワーク接続することで、Webサイトへのアクセスログを取り込む。取り込んだログは集計/分析され、管理者は管理画面からその結果を確認できる。「Webサーバに負荷をかけないため、Webサイトのパフォーマンスが低下することはない」(IBM)という。

http://www.computerworld.jp/topics/605/206857

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