IT利用者は意識の向上を − 情報セキュリティ月間始まる | トレンドマイクロ セキュリティ ブログ (ウイルス解析担当者による Trend Micro Security Blog)(情報元のブックマーク数)

Trendmicro染谷さんによるトレンドマイクロからみる安全にITを利用するポイント

これらの脅威からの被害を防ぎつつ IT技術のメリットを最大限に享受するには、IT利用者は以下のような点に注意して PC、スマートフォンタブレットといったものを利用することが重要です。

  • 自分の所有する端末やネットワークは、いつ攻撃を受けてもおかしくない、という認識を持つ
    メールアドレス、電話番号などの個人情報や、組織の技術や業務に関連する機密情報といった個人や組織が持っている情報は、サイバー犯罪者にとって、みなさんが想像する以上に価値が高いものです。被害者にならないためにも、また被害者から加害者にならないためにも、いつサイバー攻撃の被害に遭ってもおかしくない、という認識を持つことが重要です。
  • セキュリティソフトや OS標準搭載のセキュリティ機能を活用する
    サイバー攻撃の被害に遭わないため、攻撃に遭ってもその被害を最小化するためにも、使用している端末には総合セキュリティソフトを導入することは必須です。また、パスワードや暗証番号(PIN)の徹底はもちろん、位置情報のアプリによる利用を制限するなど、OS に標準で搭載されているセキュリティ機能を最大限に利活用することが重要です。
  • 疑わしいは触るべからず
    正規アプリを偽装、金融機関からのメールを偽装するなど、サイバー犯罪者は、さまざまな騙しの手口でユーザをおびき寄せます。出所不明、開発元不明のアプリはダウンロードしない、URL を確認して正規サイトかどうか確認するなどして、疑わしいアプリやサイトにはアクセスしないよう心がけることが重要です。
  • 必要以上の情報を共有しない、あるいは共有範囲を限定する
    SNSスマートフォンは、これまでに接触することのなかった人たちとの接触や情報共有を可能にする一方で、ネット上で共有される情報は、悪意ある望まない人たちにとっても格好の餌食となります。道行く見ず知らずの人物に共有しない情報は、インターネット上でも共有しない、あるいは共有する場合は公開範囲を限定するなどして、情報とプライバシーを守ることが重要です。
  • 強い個別のパスワード、暗証番号を利用する
    短い推測可能なパスワードや暗証番号は、それ自体リスクが高いですが、それが複数のサイトやサービスで使いまわされるとリスクは数倍増加します。それぞれの端末やサービスごとに異なる、簡単に推測できないパスワードや暗証番号を活用することが、盗難や乗っ取りなどの不正操作を防ぐことができます。
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