ちょ、AACS感染って、やだなにそれ - 千年旅行はじめました(情報元のブックマーク数)

そうそう、AACS感染なんだよね。コンテンツからファームを書き換えるとか、感染なんだよねぇ・・・

▼さて、久しぶりにムカつくというか、信じられないお粗末な話です。お山ではBlue-rayコンテンツをPCで再生しているんだが、最近買ったBD再生しようとたら、「このソフトでそのコンテンツを再生する権利がありません。ただちにアップグレードしろ」とかなんとか。へ。なんだそりゃ。しかも、そのBDだけじゃなくて、以前、同じ環境で再生できてた古いBDまで、同じメッセージが出て、再生できません。フツーに考えたら、原因は、ドライブのハードエラーや、再生ソフトのパッチのバグだと思うでしょ。
▼しかし、違った。この事態の背景には、あたかもウイルスのように作用する、AACSというクソ嫌らしい著作権保護システムが陰で糸を操っているのであった。以下、今日わたしが知ったことをまとめた長文。
▼面倒な話なので、要点だけ。まず、これはPCシステムでBDドライブからBDを再生する場合に限る話ですよ。
AACSではプロテクトが破られるのを見越して、定期的に解錠暗号キーの変更を含めた、プロテクト方法のバージョンアップを行っている。
つまり、最新の新作BDコンテンツには、最新のプロテクト技術が入っている。それは、最初にPCのBDドライブで再生しようとした時に、そのBDドライブのファームウェアを(一切通知も表示もなく)強制的に書き換えることで、そのドライブから最新プロテクトの掛かったBDコンテンツを読めるようにする。
さらに、いちどファームを書き換えられたドライブで、ブランクディスクに何かを書き込むと、そのプロテクトソフトも一緒に書き込まれる。
そのユーザーが焼いたBDを、うっかり他人のPCで使うと、また同じメカニズムで、他人のPCのBDドライブのファームが書き換えられる。以下、感染/複製/拡散のプロセスを経て増殖する。
なーにが次世代著作権保護技術だよ。挙動は、ウイルスそのまんまじゃねーか!

http://d.hatena.ne.jp/nelbone/20120520

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