米Arbor Networks、大規模化するDDoS攻撃の現状を説明(情報元のブックマーク数)

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説明会では、まず、米Arbor Networks グローバル・フィールド・オペレーション担当シニア・バイスプレジデントのジェフ・リンドホルム氏が、DDoS攻撃の最新動向を紹介。「近年、DDoS攻撃は、規模も頻度も拡大してきている。以前は、狭い範囲の企業や組織が狙われていたが、現在では、かなり幅広く、様々な業界の企業に攻撃が及んでいる。また、攻撃の内容も、企業のブランド価値を低下させたり、ビジネス継続性を妨げるなど、ビジネスのリスクに直結するようになってきた」と、DDoS攻撃が拡大し、悪質化していることに警鐘を鳴らした。 大規模化するDDoS攻撃
こうしたDDoS攻撃の実状を可視化するため、同社では、230社以上のISPの協力を得て、グローバルレベルでネットワークの脅威を解析するシステム「ATLAS」を運用している。「『ATRAS』の解析結果からも、DDoS攻撃の規模が拡大していることは明らかだ。2010年から2012年の3年間の推移を見ると、BPS、PPSともに、そのサイズが年々大きくなってきている。それだけ、ビジネスに与えるインパクトも大きいといえる」と、リンドホルム氏は指摘する。
「メガビットレベルの攻撃であれば、従来型のIPSやファイアウォールで防御することができるが、10ギガビット規模の攻撃になると、もはや従来型のIPSやファイアウォールでは防御しきれないのが実状。そのため、今後、企業やサービスプロバイダは、大規模なDDoS攻撃にも対処できる新しいセキュリティ製品の導入が必要になるだろう」との考えを示した。

米Arbor Networks、大規模化するDDoS攻撃の現状を説明 - クラウド Watch

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