大規模ボットネット「Grum」崩壊、世界のスパム・メールが半減|セキュリティ・マネジメント|トピックス|Computerworld(情報元のブックマーク数)

Grum解体により、スパムが半減する見込みとのこと。

スパム撲滅に挑む国際的な取り組みにより、悪名高いボットネット「Grum」が解体された。これにより世界中で送信されているスパム・メールが半減すると見られている。
FireEyeのセキュリティ研究所でリサーチャーを務めるアティフ・マシュタク(Atif Mushtaq)氏によると、Grumの最後のサーバが7月18日にロシアで停止に追い込まれ、フォールバック機能を持っていない同ボットネットは実質上壊滅したという。FireEyeはGrumとの戦いにおいて、ロシアのCSIRT(Computer Security Incident Response Team、RU-CERT)およびSpamhouse Projectと協力した。
ピーク時には世界最大のスパム・ボットネットであったGrumは、2012年1月を機にナンバー3の座へ転落した。解体される前のGrumは12万台のゾンビPC(マルウェアに感染したコンピュータ)を操っており、これらのマシンが1日に180億通ものスパム・メールをばらまいていたという。その数は世界に蔓延するスパムの実に3分の1に及んだと、Trustwaveは説明している。
Grumの崩壊は、ほかのボットネットの活動にも影響を及ぼしている。マシュタク氏によれば、Grumの崩壊により、現時点で世界最大規模のスパム・ボットネット「Lethic」の勢いもそがれたという。「(国際的なスパム対策)コミュニティが反撃に出たため、Lethicも当面地下へ潜伏することになった」(マシュタク氏)

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