「もし1人になってもサイト運営できる人」--クックパッドが求めるクリエイター像 - CNET Japan(情報元のブックマーク数)

みんな大好きクックパッドのほしい人材は、一人でも運用できるような人らしい。

まぁ、話を聞くところによると、総務や経理なんかのスタッフの人もシステムがわかる人らしいですよね。

 そこで入社まもない池田氏が任されたのは、クックパッドのUIデザイン開発環境の再構築だった。クックパッドのユーザーから見える部分に影響を与えずに、社内クリエイターが利用している開発プラットフォーム、フレームワークにてこ入れし、無駄なコーディングを削減し、コード表記を統一させていった。

 池田氏の働きによって、他の社員の無駄な業務がなくなり、いい意味で考えずに開発できるようになった。「自分が担当している仕事にコミットするだけでなく、他の人の仕事に影響をおよぼすようなレバレッジが効く仕事は価値が高いですよね。また新しい開発環境を構築するだけではなく、それが社内のクリエイター全員にインストールされて適用されるところにまで持っていく実行力がある」と、井原氏も評価する。

 「現場のクリエイターが主体的に提案し、開発していけるボトムアップ型の仕組みを導入できるように環境を整えました。クックパッドはPC向けのウェブサイトだけではありません。スマートフォンウェブ、ネイティブアプリなど、多岐にわたるプラットフォームで足取りをそろえていけます。いまやっとスタート地点に立ったという感じです」と池田氏は語る。

 一方で、「クリエイターの向こうにはユーザーがいる。クックパッドとしてサービス品質を上げるために必要なことでした」とユーザー視点を忘れていない。

求めているのは「1人でもクックパッドを運用できる人」

 UIデザイン開発環境の整備という大役が中途で入ってきたばかりの社員に任されるクックパッド。クリエイターに求められるスキルレベルは相当高いように思われる。

 井原氏は「ひと言でいうなら、CTOのような人を求めています。1人でクックパッドを作って、1人で運用できるような人。1500万UUぐらいのサービスを最悪1人になったとしても運用できるということです」と指摘する。それだけのパフォーマンスを担うためには、一通りのウェブ開発の定石をインプットし、自らも手を動かせなければならない。

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