Maker's Voice:「大手とは違うアプローチでIPOを目指す」――台頭するセキュリティ企業の戦略 - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

Sophosは、対象のニーズに合わせたM&Aで大きく対応とのこと。

数あるセキュリティ企業の中で、ウイルス対策ソフトを手掛ける企業はユーザーにとって身近な存在だろう。国内ではトレンドマイクロシマンテックマカフィーなどが個人・法人向けに古くから製品を提供していることで認知度が高い。各社と同様にウイルス対策ソフトを手掛ける英Sophosは、法人顧客に特化した事業を展開する。
Sophosの最高財務責任者を務めるニック・ブレイ氏は、「この市場で27年にわたって事業を展開し、競合とは違って、一貫してビジネスユーザーにフォーカスし続けてきた。非公開企業だが、2012会計年度で約4億ドルの売上高を見込んでおり、数年以内に上場を実現したい」と話す。
元々同社はウイルス対策製品からスタートしたが、2007年に暗号化ベンダーのUtimaco、2011年にUTMセキュリティベンダーのAstaro、2012年にモバイルセキュリティベンダーのDialogsを買収。競合大手のような総合型セキュリティ企業へと拡大を図るが、ブレイ氏は「対象顧客が明確なので、ニーズに基づく製品開発やM&Aを実行できる。それらをきちんと統合したソリューションとして提供する」と、この点でも法人に特化したビジネスモデルの優位性を強調する(同社はMacAndroid対応のウイルス対策ソフトを個人向けに提供するが、いずれも無償である)。

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