それでもBYODを無視できますか? - 記者の眼:ITpro(情報元のブックマーク数)

なんと新人研修で9割の人がスマートフォンを持っていると・・・

若者ばかりがずらっと並ぶ前で話すなんて機会はあまりない。だから彼らの元気に気圧されつつも、話をしながら若者を観察しようとした。そして観察の一環として、講演の最初のほうで、「この中で、スマートフォンを持っている人?」と尋ねてみた。
結果は、150人以上いるうち、見た目9割、もしかするとそれ以上が手を挙げた。質問したのは“携帯電話”ではなく、“スマートフォン”についてである。さすがにちょっと驚いた。念のために申し上げておくと、この企業は、決して携帯電話事業者や携帯電話機メーカーではない。
スーツを新調するのと同様に、入社を機に購入したのかもしれない。それにしても、“ガラケー”と尋ねてパラパラとしか手が挙がらないほどの状況になっているとは想像していなかった。講演前に、研修の企画担当の方と話をしたときも、「半分・・・、いやもっといるでしょう」という話にはなったが、ざっくりとした目安として浮かんだのは「ほぼ全員」ではなく、「半分」だった。「あぁ、デジタルネイティブと言われる世代は、これが当たり前になるんだ」と、今さらながら感じた。

それでもBYODを無視できますか? | 日経 xTECH(クロステック)

だが何年か経てば、従業員の大半が自分のスマートフォンを持つようになる。新入社員については、既にほぼ全員がスマートフォンを持っている。従業員からすれば、スマートフォンの2台持ちは面倒なので、自分が所有しているスマートフォンを仕事でも使いたがるのではないかと思える。つまりBYODである。

それでもBYODを無視できますか? | 日経 xTECH(クロステック)

やっぱり残さない形のBYODってのがこれから増えるんだろうなぁ・・・

ほかにも、端末の盗難・紛失などに備えたリモートワイプ(遠隔でのデータ消去)で、特定のデータだけを消去できるようにするかどうかなど、観点はいろいろ。記事に出てくるのはベンダー5社の提案だが、恐らく、探していくと、もっと色々なバリエーションがあるだろう。さらに、モバイルパソコンのBYODを同時に実現するなど、別の条件によってもソリューションの選択肢は変わってくるはずだ。
ニーズが高まる傾向にあると同時に、ソリューションはどんどん充実してきている。これでもあなたの会社ではまだ、BYODを無視していられるだろうか。

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