広範なWebアプリ開発言語にDoS攻撃につながる脆弱性 − @IT(情報元のブックマーク数)

WebアプリのフレームワークDoSを受ける脆弱性が発見らしい、HashDosという攻撃が刺さるらしい。

回避策があるとのことですが、これって結構普通に有効な気がする。

情報処理推進機構IPA)は1月6日、広くWebアプリケーション構築に用いられている開発言語やフレームワークに、DoS攻撃につながる脆弱性が発見されたことを踏まえ、緊急対策情報を公開した。
影響を受けるのは、PHPRubyといった開発言語のほか、WebアプリケーションフレームワークApache TomcatMicrosoft .NET Frameworkなど。これらの言語が実装しているハッシュテーブル機構に脆弱性がある。わざとハッシュ値が同じ値になるようなパラメータを大量に送り付け、「ハッシュ衝突」状態を作り出すとDoS状態に陥ってしまう。いわゆる「Hashdos」という攻撃で、例えばPOSTフォームからこうしたデータを送信することで、Webアプリケーションが停止するなどの被害が考えられる。
この脆弱性を踏まえ、マイクロソフトは2011年12月30日に、Microsoft .NET Frameworkの脆弱性を修正する緊急パッチを公開し、適用を呼び掛けた。Ruby Security Teamもそれに先立つ12月28日付で、脆弱性を修正したRuby 1.8.7-p357をリリースしている(Ruby 1.9系列は影響を受けない)。同じくApache Software Foundationも、脆弱性を修正したApache Tomcat 6.0.35/7.0.23を公開し、最新版へのアップデートを呼び掛けた。PHPについては、PHP 5.3.9で修正される見込みだ。

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アップデートを適用できない場合は、

  • リクエストごとの処理時間を制限する(PHPの場合、php.iniのmax_input_timeを短めに設定する)
  • POSTリクエストのサイズを制限する(PHPの場合、同じくphp.iniのpost_max_sizeを小さく設定する)
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