2011年、これまでの事例にみる脅威とその対策 第5回 - 日本のセキュリティチーム - Site Home - TechNet Blogs(情報元のブックマーク数)

MSの事例から見る脅威とその対策の第5回です。

先日、あるミーティングで、長く情報セキュリティの第一線で活躍されている方達と、ネットワークセキュリティーの基本ともいえる境界領域防御の有効性について議論をする機会がありました。標的型攻撃などの最近の攻撃の多くは、従来のワームなどの動作と異なり、ファイアウォールなどの境界領域を突破して、内部ネットワークに直接入ってくるわけですが、このような攻撃に対して、境界領域防御の位置づけを、どのように考えたらよいだろうという議論です。メモを取っていたわけではないので、不正確かもしれませんが、結論は以下のようなものです。
境界領域防御は、即効性があり内部対策の負担の少ない有効な対策である
しかし、昨今の攻撃手法の変化に対しては、内部対策も必要になってきている
当然といえば当然ですが、境界領域防御がダメになったわけではなく、境界領域防御だけでは対策ができない攻撃が顕著化しているという事だと思います。単に「境界領域防御の限界」というと、境界領域防御が必要ないというニュアンスでとられてしまうのかもしれませんが、境界領域+αが求められているのだと思います。

2011年、これまでの事例にみる脅威とその対策 第5回 – 日本のセキュリティチーム

screenshot