Maker's Voice:「WAFは中堅・中小企業にこそ使ってほしい」と、BarracudaのCEO - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

BarracudaのWAF、ユーザ自身が運用ってのは今のシステム管理にはあいにくくなってるかもねぇ・・

米セキュリティ企業のBarracuda NetworksでCEOを務めるディーン・ドラコ氏は、「金融業界以外の中堅・中小企業のWebシステムを狙うサイバー攻撃が増えている」と警鐘を鳴らす。米国での調査や同社のセキュリティ研究部門の分析から、この傾向が分かったという。
米Verizon Businessなどのセキュリティ調査チームが2011年に公表した企業のデータ侵害レポートによると、サイバー攻撃を受けた企業の規模は従業員数100人以下の企業が全体の66%を占めた。業種別では非金融系が78%だった。これについてドラコ氏は、「攻撃者は発見されるリスクや攻撃の手間がかからない小売店などのWebサイトに侵入して、業務データを盗み出したり、システムを乗っ取ったりしている」と指摘する。このため同社は、中堅・中小企業にWebアプリケーションファイアウォール(WAF)の導入提案に注力しているとのことだ。
WAFとは、Webシステムを狙う攻撃に特化した対策システム。クロスサイトスクリプティングSQLインジェクションといったWebシステムの脆弱性を突く攻撃を遮断する。Webシステムの脆弱性対策は、コストや手間、時間がかかるために敬遠されることが多く、まずはWAFで攻撃を防ぐことを勧めているITセキュリティ専門家も多い。
しかしWAFの運用は、チューニングや攻撃パターンへの追従などにおいて高度な知識や経験が必要になり、Webシステムの仕組みやセキュリティに詳しい人材が不可欠とされてきた。このためWAFの運用を代行したり、機能をオンラインで提供したりするサービスが徐々に増えている。
BarracudaのWAFは、基本的にユーザー自身が運用する製品とのこと。だが攻撃パターンへの追従は、同社のセキュリティ研究部門が頻繁に提供する最新情報が自動的に適用される仕組みであるため、運用の手間がかからないとドラコ氏は強調する。このほかにも、攻撃者からWebサーバの存在を知られないようにするリバースプロキシ機能や多要素認証機能などを備える。

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