「サーバー100台の遠隔リカバリなら2時間」、ネットワンがDC災害対策を解説 - ニュース:ITpro(情報元のブックマーク数)

2時間で100台の仮想サーバを遠隔リカバリできるのか・・・

「待機系のデータセンターを用意しておけば、東京にある100台の仮想サーバーを、災害発生から2時間で、災害発生の4時間前のデータに、大阪で復旧できる」---。ネットワンシステムズは2011年8月24日、都内で説明会を開き、仮想化技術などを用いたデータセンターの災害対策のあり方を解説した。
災害を想定したBCP(事業継続計画)では、データセンターで稼働する情報システムやデータを、別のデータセンターなどでバックアップする対策がとられる。この際、想定する災害の種類(発生確率や広域性)に応じて、適応する技術や対策が変わる。例えば、局所的だが頻ぱんに発生する施設障害であればデータバックアップで対処し、あまり起こらないが広域の自然災害であれば長距離での非同期レプリケーションで対処する、といった具合だ。

「サーバー100台の遠隔リカバリなら2時間」、ネットワンがDC災害対策を解説 | 日経 xTECH(クロステック)

バックアップツールは、重複排除によってネットワーク転送量を低減できる「EMC Avamer」を使う例が多い。待機系データセンター環境における仮想サーバーのリカバリを簡素化するツールは「VMware vCenter Site Recovery Manager」が有効という。また、負荷分散装置を使って広域でアクセスを分散することで、サイトの切り替えを高速化できる。
今後主流となるアクティブ・アクティブ構成のデータセンターでは、複数データセンターを論理的に単一のデータセンターとして運用できる。この上で、VMware vMotionやVMware HAを用いて仮想サーバーをサイト間でマイグレーションする。このための製品として、サイト間をレイヤー2で接続するネットワーク機器や、広域に分散したFCストレージを論理的に1台のFCストレージとして使えるようにする仮想化ゲートウエイ装置「EMC VPLEX」が適するという。

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