標的型マルウェア攻撃が加速的に増加 ―― Cisco 最新報告 - japan.internet.com(情報元のブックマーク数)

APT!APT!!!

Cisco Systems の最新セキュリティ研究報告『Cisco 2Q11 Global Threat Report』(PDF) によると、攻撃の主流が大規模攻撃から特異なマルウェア形式によるターゲット型攻撃に移っており、さらにこの傾向が加速しつつあるという。
Cisco が四半期ごとにまとめているこの報告によれば、このような特異なマルウェア事例は、2011年6月に28万7298件も発見されたという。これは、Cisco が2011年3月に特定した10万5536件の2倍を超える件数だ。この数字が2011年1月に7万2294件だったことを見ると、この種のマルウェア事例は2011年に入ってから加速的に増加しつつある。
今回の報告に先立って同社が7月に公表した Cisco Security Intelligence Operations 部門の報告では、大量の Eメールによるスパム攻撃が減少し、ターゲット型攻撃が中心になってきたと報告されていたが、今回の報告のデータはその研究結果をそのまま映し出すものとなった。また、Symantec も、2011年に入って発表した研究報告において、こうした傾向が顕著であると述べている。
さらに、マルウェアによる攻撃は、社員数が2万5000人を超える企業を標的とする傾向が強いようだ。企業を規模別で見た場合、このグループに属する企業は、マルウェア攻撃にさらされる率が他のグループよりもかなり高くなっている。

http://japan.internet.com/webtech/20110802/2.html

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