孤独に開発するエンジニアが、楽しく勉強できる機会を増やすには − @IT自分戦略研究所(情報元のブックマーク数)

地方で勉強会を開いていますが、勉強のためにもメモ。

そこで今回は、住まいや職場環境の都合で仕事へのモチベーション維持が難しいと感じるエンジニアのために、「意欲的に勉強をする機会を作り、モチベーションを維持・向上させていくポイント」をお話しします。

孤独なエンジニアが、楽しく勉強する機会を増やすには (1/2):仕事を楽しめ! エンジニアの不死身力(14) - @IT

出した分だけ得られるか・・・地方での勉強会って集まんないんだよなぁ・・・

■「出した分だけ得られる」――お金への未練を断ち切る
「だから地方でも開催してください!」と、地方でのセミナーや勉強会の開催を懇願する気持ちはよく分かります。ですが実際は、なかなか地方で開催されず、意欲的に勉強をする機会が得られないのが実情です。やはり、こちらから出かけていく必要がありそうです。
もし、勉強をする機会を得られない理由がお金なのだとしたら、どこかでお金への未練を断ち切る必要があります。このような場合、私は「出した分だけ得られる」と考えるようにしています。「出す」というのは、時間、お金、やる気などです。
本来、講座の内容とそれに使った時間・お金には何の関係もありませんが、私の経験では決意と得る知識の量は比例するようです。先ほど、旅費・交通費を数十万円かけてセミナーに参加したお話をしました。講座への参加の決意は相当なものでしたが、自分のお金と時間を使ったせいか、勉強した知識は今でもかなり役立っていますし、その時に出会った人とは交流を続けていてたくさんの刺激をもらっています。逆に、お金を使わず適当な気持ちで受けた講座は、あまり記憶に残っていません。
もちろん、「開催地に近い人はいいな、うらやましいな」と思います。しかし、それだけでは前へ進めないので「出した分だけ得られる」と考え、お金への未練を断ち切るようにしています。

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人がいないのではなく、増やしていくか。

最後に、意欲的に勉強をする「機会」を作る方法について紹介します。もし、皆さんが「ここは地方だから、勉強会がなくて嫌だな」「この職場には、意欲的な人が少ない」と思っているとしたら、きっと他にもそう思っている人がいます。
勉強会を始めると言っても、あまり気合いを入れすぎないでください。突然「○○の勉強会をやります!」と触れ込みをすると、「××さん変わったよね。セミナーで感化されたの?」と、周りから不思議なものを見る目を向けられる場合があります。
いきなり大きく始めず、ごく小さなことから始める。これがポイントです。同じような考えを持っている人がいないか、探りを入れることからやってみましょう。
「都会は勉強会がたくさんあっていいよね。地方にもあればいいのにね」と気軽に同僚に話してみて、同意してくれる人を探すのです。「そうだよね」と言ってくれる人が2〜3人集まったら、最初は有志だけで勉強会を始めます。得意な分野や、仕入れた新しい情報を楽しみながら交換しましょう。
そうやって少しずつ、興味を持ってくれるメンバーを増やしていけばいいのです。「興味がない人は参加してもらわなくてもいい」というスタンスであれば、負担が少なく勉強会を始められます。

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折込チラシか!

新聞に講演会の折り込みチラシを入れたところ、すぐに数人から連絡をもらえました。地方でも、声を上げれば参加してくれる人がいるものだと実感しました。どのような形に発展するか、今から楽しみです。
皆さんの周りにも、「意欲的に勉強したい」と思っているエンジニアがきっといます。小さなことで構いません。自分から出向き、できることから始めてみませんか。私も皆さんと一緒に、できることから動いてみようと思っています。行動した分だけ、新しい未来が待っています。

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