企業は SlideShare、アナリスト/投資家は Blog に注目（VRI コラム） - japan.internet.com（情報元のブックマーク数）
ふーん。
6月12日から15日まで、米国フロリダ州オーランドで開催された全米 IR 協会（NIRI）の年次大会に、世界中から駆け付けた参加者は約1,300人。昨年以来、NIRI のイベントでは IR コミュニケーションといえばソーシャルメディアといった具合に話が及んできた。
http://japan.internet.com/atlas/20110704/1.html
今回の年次大会でも、2日目に開催された「投資コミュニティのデジタル メディア利用」と題するワークショップに、200人を超す IR 関係者が会場に集まる盛況ぶりだった。
というのも、1）ソーシャルメディアを利用する企業の状況、2）アナリスト/投資家の情報入手の方法、を明らかにするための2つの調査結果が用意され、パネラーにソーシャルメディアの活用で先行する米コンピュータ大手、Dell の IR 担当者が加わっているからである。
調査結果のひとつは、この5月、米国有力サイト コンサルティング会社 Q4 Web システムが発表した、「IR における公開企業のソーシャルメディア活用」である。
北米と欧州を中心にオーストラリアやブラジル、日本などの公開企業で Twitter にアカウントのある626社（昨年7月調査は362社）を対象としている。
このうち、IR 関連の情報を掲載している企業は67％（同65％）である。同様に Facebook では45％（同37％）だ。 Youtube は34％（同29％）。どちらも前年から微増の数字だった。
ところが、パワーポイント投稿サイトの SlideShare は、昨年10％から44％と、前年比で4.5倍増だ。
決算資料などのパワーポイントの投稿は、一気に Youtube を追い抜いたのだ。
IR Blog も19％（同10％）と倍増した。Twitter、Facebook、Youtube、SlideShare、Blog をワンセットにしたソーシャルメディアの IR が当たり前となる勢いなのだ。
もうひとつの調査は、「アナリスト/投資家調査：ソーシャル デジタル メディアの利用」である。2010年7〜8月に Brunswick が行った。ここでいうデジタル メディアとはソーシャルメディアの意味である。
