Office ファイル検証機能のアドイン (KB2501584) 適用後、ネットワーク共有上の Excel ファイルを開くのに時間がかかる - 日本のセキュリティチーム - Site Home - TechNet Blogs(情報元のブックマーク数)

オフィスのファイル検証機能のアドイン適用後にファイルサーバのExcelファイルを開くのに時間がかかる不具合でBlog公開されています。

社内でも同様のことを聞かれたのでメモ、Office2007とOffice2010なら問題なし、Office2003なら頑張れ!らしいw

発生条件
Excel 2003 で以下の条件がすべて揃った場合発生します。
・ MS11-021 (Excel) および MS11-023 (Office) 以降のバージョンの Excel.exe および MSO.dll である
・ Office ファイル検証機能のアドイン (KB2501584) を適用している
・ ネットワーク共有上の .xls ファイルを開く
なお、Office 2007 および Office 2010 をご利用の環境では、この問題は発生しないことを確認しています。
回避方法
(a) ネットワーク上のファイル共有からローカルに .xls ファイルをコピーしてから開く
(b) Office 2007 もしくは Office 2010 など他のバージョンの Excel を使用して .xls ファイルを開く
サポート技術情報 2575312 でも説明しているように、Office ファイル検証機能を無効にすることで本現象は回避されます。しかし、この機能を無効にすると、ファイル構造を改ざんした悪意のあるファイルを開く際に検証が行われず、マルウェアに感染する可能性が高くなります。昨今の情報漏えい事件の発端は、数人の社員に送られてきた、構造が改ざんされた悪意のある Office の添付ファイルを開いたことがきっかけで、最終的に企業の機密情報や個人情報の漏えいに繋がった事例が多くあります。このため、企業環境では Office ファイル検証機能を無効にしないことを推奨しています。やむを得ず無効にする場合は、各社員が、出所の不明な Office 添付ファイル等を安易に開かないオペレーションにするなどを徹底してください。
また状況にアップデートがありましたら、本ブログを更新します。

Office ファイル検証機能のアドイン (KB2501584) 適用後、ネットワーク共有上の Excel ファイルを開くのに時間がかかる – 日本のセキュリティチーム

記事になった。

 だがExcel 2003についてのみ、このアドインの“副作用”が報告されている。ネットワークを経由してExcelファイルを開こうとすると、ファイル検証もネットワーク経由で行うため時間がかかる場合があるという。

 回避策は、(1)Excelファイルを自分のパソコン(ローカル)にコピーしてから開く、(2)ファイル検証機能(Microsoft Office File Validation Add-in)を無効にする、(3)Excel 2007またはExcel 2010を使用する――の3種類。

 しかしながら同社では、(1)あるいは(3)で回避することを推奨。ファイル検証機能はセキュリティ強化に効果があるため、無効にしないよう呼びかけている。やむを得ず無効にする場合には、出所の不明なOfficeファイルは開かないよう徹底する必要があるとしている。

Excel 2003にファイルを開けない問題、安全性向上のアドインが原因 | 日経 xTECH(クロステック)

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